楽天・田中将大投手、メジャーへ 移籍先はどこに

マー君、こと楽天ゴールデンイーグルスの田中将大投手が、アメリカ・メジャーリーグに挑戦することがほぼ、決定的となった。
時事通信社

マー君、こと楽天ゴールデンイーグルスの田中将大投手が、来シーズンよりアメリカ・メジャーリーグに挑戦することがほぼ、決定的となった。

田中が来季からの米大リーグ挑戦を表明してから約1週間。球団としては当初から容認の方向で固まっていた。しかし、新ポスティングシステムでは、譲渡希望額の上限が2000万ドル(約20億8000万円)に設定され、当初、予想された70億-80億円から大幅にダウンしたことから、株主やスポンサーなど「ステークホルダー(利害関係者)」の同意を取り付けるのに、時間を要した。

(サンスポ「マー君メジャー決定!最短で26日午後10時から交渉解禁」より 2013/12/25 05:04)

田中選手はかねてよりメジャー挑戦を希望しており、球団側が対応を検討していた。早ければ12月25日にも発表されるという。

社長は「一両日中というか、1日も早く、皆さんにちゃんとしたお答えができるようにやっています」と現状を説明した。また「私の希望では、今日にでも、明日にでも、1分1秒たりとも早く答えを出したい」と強調し、発表が極めて近いことを示唆した。田中は明日26日は都内で表彰式に出席する。一方の球団は27日が仕事納め。両者の都合を突き合わせれば、年内発表なら今日25日が自然な流れといえる。

(ニッカン「マー君メジャー楽天容認 今日発表へ」より 2013/12/25 07:19)

球団側が結論を出すのに時間がかかった理由は、移籍に関わるポスティング制度が変更されたためだ。新制度では、獲得したメジャーの球団から楽天に支払われる金額に2000万ドル(約20億円)という上限が設けられており、5000万ドルを超えた松坂大輔選手、ダルビッシュ有選手のときと比べて、球団側のメリットが薄い。

同社長は「今回はFA制度に近い。権利(保有権)の切り売りになる」と主張するように、新制度は従来の制度とは大きく異なる。譲渡金の上限2000万ドル(約20億6000万円)は過去のケースと比較しても、田中の適正価格とはいえない。また、従来の制度では落札球団が公表されたが、新制度では、公示翌日から選手側はFAと同じように複数球団と自由に移籍交渉ができる。つまり、楽天は交渉している球団名や球団数さえ知り得ない状況になる。球団内では「譲渡金だけもらえばいいと、無責任なことはできない」と新制度に反発する声もあった。

(スポニチ「マー君 Xマス会談 楽天がメジャー容認へ」より 2013/12/25 06:59)

三木谷浩史オーナーら球団側は当初残留を望んでいたが、田中選手の要望を受け入れることとなった。なお、移籍先について、スポニチではロサンゼルスに本拠を置くドジャース、エンゼルスを希望しているのではないかと観測している。

関係者の話を総合すると、田中は移籍の条件に、環境面を最重要視しているとみられる。西海岸特有の温暖な気候をはじめ、日本人投手が結果を残すための環境が整っているのが、ロサンゼルスに本拠を置く両チームだ。

(スポニチ「マー君移籍先は温暖西海岸? ドジャースとエンゼルス有力」より 2013/12/18 05:30)

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