プロ野球新コミッショナー、熊崎勝彦氏は元東京地検特捜部長

プロ野球の12球団による臨時オーナー会議が12月26日東京都内で開かれ、新しいコミッショナーに元東京地検特捜部長で弁護士の熊崎勝彦氏(71)が就任することが決まった。任期は2014年1月1日からの2年...
時事通信社

プロ野球の12球団による臨時オーナー会議が12月26日東京都内で開かれ、次期コミッショナーに元東京地検特捜部長で弁護士の熊崎勝彦氏(71)が就任することが決まった。任期は2014年1月1日からの2年。時事ドットコムなどが報じた。

時事ドットコムによると、熊崎氏は記者会見で「野球協約にのっとり、裁定者として職務に対処していく。事務局や関係者を含め、組織の体制を強化していく」と話した。

プロ野球で使用される統一球が飛びやすく仕様変更されていた問題が2013年6月に発覚。前コミッショナーの加藤良三氏がその責任を取って10月25日に辞任し、後任の人選が進められていた。熊崎氏は今後、統一球問題を巡って第三者委員会から指摘された責任の所在があいまいな組織体制の改革などについて取り組むことになるという。

新しいコミッショナーを巡っては、セ・リーグが組織改革を実行できるとして、早くから熊崎氏で一本化したのに対し、パ・リーグがビジネス感覚に優れたトップを求め、調整が難航していましたが、26日は全会一致だったということです。

オーナー会議の議長を務めるオリックスの宮内義彦オーナーは「組織改革という課題に速やかに手を着けるべきだということで、全オーナーが賛同し、球界の事情をよく知っている熊崎氏が最適だということになった」と話しました。

(NHKニュース「熊崎氏 プロ野球コミッショナーに就任」2013/12/26 16:14)

熊崎氏は東京地検特捜部などを経て、2005年からコミッショナー顧問をしている。

熊崎 勝彦氏(くまざき・かつひこ)明大法卒。72年に検事任官。東京地検特捜部時代に、金丸信元自民党副総裁の脱税事件、ゼネコン汚職事件、大蔵省接待汚職事件などを担当。富山地検検事正、最高検公安部長などを歴任。退官後は弁護士として活動し、メディアで法律関係のコメンテーターを務める。05年1月にコンプライアンス(法令順守)担当のコミッショナー顧問に就任し、プロ野球の暴力団排除に取り組んだ。年俸調停委員会委員長も務めた。71歳。岐阜県出身。

(時事ドットコム「コミッショナーに熊崎氏=オーナー会議で承認-プロ野球」2013/12/26 18:15)

※新しいコミッショナー・熊崎氏にどんなことを期待しますか。皆さまのご意見お聞かせください。

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