アントニオ猪木氏、北朝鮮訪問へ出発 「前回の約束を確認する」

日本維新の会のアントニオ猪木参議員が、北朝鮮を訪問するため、1月12日、羽田空港を出発した。中国・北京経由で13日に平壌入りし、16日に帰国する予定。スポーツ交流の促進が目的で、朝鮮労働党の金永日国際部長ら要人とも会談する方向だという。猪木氏の訪朝は今回で28回目となる。
時事通信社

日本維新の会のアントニオ猪木参議員が、北朝鮮を訪問するため、1月12日、羽田空港を出発した。中国・北京経由で13日に平壌入りし、16日に帰国する予定。スポーツ交流の促進が目的で、朝鮮労働党の金永日国際部長ら要人とも会談する方向だという。猪木氏の訪朝は今回で28回目となる。MSN産経ニュースなどが報じた。

猪木氏の訪朝は昨年11月に続き28回目で、12月の張成沢元国防副委員長の処刑後は初めて。猪木氏は出発に先立ち羽田空港で記者団に「張氏の処刑があり体制が多少変わった中で、前回約束した議員訪朝団などについて確認する。行きたいという人は随分いる」と述べた。スポーツと平和に関する大規模なイベントを今夏に平壌で開催することも明らかにした。

(MSN産経ニュース「猪木氏が訪朝へ出発 労働党幹部と会談も」より 2014/01/12 10:51)

前回の2013年11月の訪朝で、自身が理事長を務める「スポーツ平和交流協会」の事務所を開設したという猪木氏。12月に処刑された張成沢氏は、11月当時、国家体育指導委員会の会長を務めており、猪木氏と会談した際「スポーツ交流を国家体制で力を入れたい」と話していた。また猪木氏は日本の議員団を北朝鮮に派遣したいという要望を伝えたという。猪木氏はスポーツで北朝鮮との対話の糸口をつかみたい考えだ。

しかし、国会の許可を得ないまま訪朝したことを理由に、30日間の登院停止の懲罰を受けたほか、所属する維新の会からは50日間の党員資格停止処分を受けた。

猪木氏は、臨時国会が開かれていた去年11月に国会の許可を得ないまま北朝鮮を訪問し、30日間の登院停止の懲罰を受けたほか、維新の会からは党員資格と党の役職を50日間停止する処分を受けました。

今回は、国会が閉会しているため、国会の許可は必要ありませんが、政府は北朝鮮への渡航について、拉致問題や核問題を踏まえた制裁措置の一環として、目的を問わず自粛するよう要請しています。

(NHKニュース「アントニオ猪木議員 北朝鮮訪問へ出発」より 2014/01/12 11:10)

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