坂東眞砂子さん死去 「死国」で知られる直木賞作家 子猫殺しで物議も

直木賞作家の坂東眞砂子さん(ばんどう・まさこ)さんが1月27日、高知県内の病院で死去した。55歳だった。2013年春に舌がんの手術を受け、その後、転移が判明して年末から再び入院していた。
時事通信社

直木賞作家の坂東眞砂子さん(ばんどう・まさこ)さんが1月27日、高知県内の病院で死去した。55歳だった。2013年春に舌がんの手術を受け、その後、転移が判明して年末から再び入院していた。時事ドットコムが報じた。

坂東 眞砂子さん(ばんどう・まさこ=作家)27日午前11時13分、高知県内の病院で死去、55歳。同県出身。葬儀の日取りは未定。

(時事ドットコム「作家の坂東眞砂子さん死去」2014/01/27 14:59)

板東さんは97年に直木賞を受賞。猫を増やさないために子猫殺しをしていることを新聞のコラムで発表したことで騒動になったこともあった。朝日新聞デジタルでは、板東さんのプロフィールを以下のように紹介している。

1958年、高知県佐川町生まれ。奈良女子大卒業後、イタリアに留学。帰国後はフリーライターなどを経て、93年に「死国」でデビュー。「狗神(いぬがみ)」など日本の風俗に根ざしたホラー小説を執筆した。97年に「山妣(やまはは)」で直木賞受賞、2002年に「曼荼羅(まんだら)道」で柴田錬三郎賞を受賞した。仏領タヒチ在住だった06年、飼い猫が生んだ子猫を殺していると日本経済新聞のエッセーに書いたことで物議を醸した。

(朝日新聞デジタル『「直木賞作家の坂東眞砂子さん死去 「山妣」「曼荼羅道」』2014/1/27 15:09)

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