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佐村河内守氏、著作権料の返還免除か 総収入1億円超【ゴーストライター問題】

2014年02月14日 01時26分 JST | 更新 2014年02月14日 01時57分 JST
時事通信社

「全聾(ろう)の作曲家」として活動しながら、実際には別の音楽家・新垣隆氏が曲を手がけていたことが判明した佐村河内守(さむらごうちまもる)氏。2月12日には、直筆の謝罪文を通じて「3年ほど前から聴力が回復」していたことも明らかになった

虚偽が明らかになった佐村河内守氏だが、これまでに得た著作権料の返還を免れる方向だという。これまでのCDの売り上げやコンサート使用料などによる総収入は、1億円を超えると見られる。日刊スポーツが報じた。

音楽の著作権を管理する日本音楽著作権協会(JASRAC)広報担当者によると、(1)新垣氏と合意がある(2)18年の長期間にわたっていることを考慮し、「JASRACが過去にさかのぼって佐村河内氏に支払った著作権料の返還を求める可能性は低い」という。



「交響曲第1番 HIROSHIMA」は、クラシックでは異例の18万枚の出荷があり、同作の売り上げやコンサート使用料などで既に数千万円を得たと推定。他に映画音楽、ゲーム音楽なども多数手掛けたことになっており、総収入は1億円超とみられる。



(日刊スポーツ「佐村河内氏ボロ儲け、著作権料返還免除へ」より 2014/02/14 07:13)

ゴーストライターをしていた新垣氏は、18年間で20曲以上を手がけ、佐村河内氏から約700万円を得たと発表している

ただ、CDや楽譜などを扱う会社から損害賠償請求される可能性もある。商品の出荷や配信の停止を行った発売元のコロンビアは、佐村河内守氏が「全ろう」でなかったことに対して「極めて遺憾」と発表している。

当該文書によれば、佐村河内守氏の聴力は、3年ほど前からは「言葉が聞き取れる時もあるまでに」回復していたとのことであります。



当社といたしましては、本人からは「全聾(ろう)」であるとの説明を受けており、その説明が真実であると確信しておりましたので、今回の謝罪文書の内容については、極めて遺憾であります。



(日本コロンビア株式会社「作曲家 佐村河内守氏につきまして」より 2014/02/12)

JASRACは現在、サイト上で「当協会が管理する同氏の作品につきましては、権利の帰属が明確になるまで、利用の許諾を保留する」としている。

当協会では、同氏との間で締結している著作権信託契約に基づき同氏から提出された作品届により管理を行っておりますが、現在、報道されている内容に関して事実関係を含め本人に詳細を確認しているところです。



つきましては、当協会が管理する同氏の作品につきましては、権利の帰属が明確になるまで、利用の許諾を保留することといたします。



(一般社団法人 日本音楽著作権協会「佐村河内守氏の作品について」より 2014/02/05)

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