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「ルパン三世VS名探偵コナン」... 作品を超えた"夢の対決"は是か非か?

2014年02月23日 16時49分 JST | 更新 2014年02月23日 17時04分 JST
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禁断の果実!? ヒーロー同士の“夢の対決”は是か非か?

■調査結果はこちら

誰でも一度は夢想したことのある漫画&アニメのヒーロー同士による『夢の対決』。だが、どちらが勝つかの議論を友人と激しくぶつけ合っても、結局は互いに一歩も引かずに“水入り”となることが定石といえる。これまでに数多くの夢の対決が実現し映像化もされてきたが、果たして双方のファンはこの“禁断の果実”に対してどのような想いを抱いているのか? 改めて検証してみよう。

■約7割が賛成派! “レア度”と“お得感”が支持理由

近年の“夢の対決”による話題作といえば、『ルパン三世VS名探偵コナン』だろう。2009年にテレビSPとして放送され、昨年12月には劇場版『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』も公開。観客動員300万人以上、興行収入も36億円を超える大ヒットを記録した。双方とも長年に渡りファンから愛され続ける“ドル箱キャラクター”だけに、ストーリー展開や作画など、制作は大いに苦労したことが伺える。どちらが勝っても負けても、互いのファンから激しいバッシングを受けることは確実であることから、いかに公平性を保ちながら両者に均等の見せ場を与えるのか? その気苦労は想像に難くなく、同作の実現とヒットには改めて敬意を表したい。

今回ORICON STYLEでは、10代から40代の男女を対象に『人気キャラクター同士の“夢の対決”に賛成か反対か?』という調査を実施。【賛成】が68.1%、【反対】が31.9%と、夢の対決に賛成するという意見が全体の約7割を締める結果となった。賛成派の主な支持理由としては「好きなアニメが一緒になっていると豪華な感じがするし面白いから」(埼玉県/10代/女性)、「普段は絶対見れないレア感が好き」(神奈川県/10代/女性)「観る側からすると2つの楽しみ方があるから。作品の幅をきかせるには良い企画だと思います」(埼玉県/40代/男性)など、やはり複数の人気キャラクターをひとつの作品で同時に楽しめるという“レア度”と“お得感”が高いようだ。

やはり『ルパンvsコナン』を引き合いに出すユーザーも多く、「お互いに相乗効果があればいいと思う。どちらかが目立ち過ぎて、どちらかが目立たないではダメ。『ルパンvsコナン』は大人も子供も楽しめるキャラがコラボしたのが功を奏したと思います」(兵庫県/30代/男性)など、幅広い世代から愛されるキャラクターをチョイスしたことがヒットの要因となったと分析するユーザーも目立った。

賛成派のユーザーの多くは、好きなキャラクターが同じ画面に並び立つだけでも満足感を得られるという意見が大半であったが、「面白いと思うが、最終的にどちらが優れているかという点でうやむやにせずに決着がつく形にしてほしい」と、“完全決着”を望む意見も多々あり、こちらもユーザーとしての率直な願望の表れといえるだろう。

■“反対派”からは異なる世界観&作画への危惧が

続いて反対派の意見を見ると、「それぞれの作品の雰囲気が壊れそうだし、余計なことはしないでほしい」(神奈川県/20代/女性)、「別々の作品や名作にはそれぞれの良さがあるので、お互いに潰し合っている気がします」(東京都/10代/男性)、「それぞれの作品の独自の特徴や面白さが半減するので。作品を大切にしていない印象を持ってしまう」(京都府/20代/男性)など、異なる世界観が融合することへの不安感や、そもそも作画自体が異なることからの違和感などを挙げるユーザーが多い。

また“VS”など、対立構造として煽ることについても拒否反応を示すユーザーが多く、「どっちのファンにとっても不幸」(東京都/30代/男性)、「勝ってこそヒーローなのに、優劣をつけたりするのはどうかと思う」(香川県/30代/男性)などの意見も目立った。まさに“両雄並び立たず”ということなのだろう。

■“悟空VSルフィ”“桜木VS黒子”、見たい夢の対決は?

続いては、賛成派のユーザーたちに向けて調査した『あなたが見たい人気キャラクターによる“夢の対決”』について紹介していこう。男女、世代などでそれぞれの思い入れも異なるため、さまざまな“夢の対決案”が挙がるなか、特に多かったのが【孫悟空(ドラゴンボール)VSモンキー・D・ルフィ(ONE PIECE)】だった。90年代の少年ジャンプ黄金期の屋台骨を支えた永遠のヒーローと、今の同誌を支える現在進行形のヒーローが相まみえる姿を夢想し、悟空の必殺技・かめはめ波と、ルフィーの必殺技・ゴムゴムのバズーカでは、どちらがより強力なのかを真剣に考察しているユーザーは多い。

またそのほかにも、【ドラえもんVS孫悟空】や【ドラえもんVSアンパンマン】など、国民的人気を誇るヒーローの揃い踏みを期待する声や、新旧リアルロボット対決ともいえる【ガンダム(機動戦士ガンダム)VSエヴァンゲリオン(新世紀エヴァンゲリオン)】なども。さらに“スポーツ対決”という括りで見ると【桜木花道(SLAM DUNK)VS黒子テツヤ(黒子のバスケ)】のバスケ対決や、【矢吹丈(あしたのジョー)VS幕之内一歩(はじめの一歩)】によるクロスカウンター対デンプシーロールの壮絶ボクシング対決も挙がっている。

“夢の対決”については、思い入れがあるだけに賛否が分かれるところだが、「お祭り感覚ならば……」という意味では、概ね賛成票が占めた今回の調査。「見たいけれど、見たくない……でも、やっぱり見たい!!」というファンの複雑な心理が表れた結果といえるだろう。『ルパンVSコナン』の大成功をきっかけに、今後さらなる“夢の対決”の企画が立案されることが予想される。実際に映像化された際、果たして双方のファンから一定の納得を得られる着地点を見いだせるのか? その手腕が大いに問われる夢の対決は、制作者側にとってこそ“禁断の果実”と言えるだろう。

調査結果はこちら

【調査概要】

調査時期:2014年1月23日(木)~1月28日(火)

調査対象:合計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代の男女)

調査地域:全国

調査方法:インターネット調査

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