「ダイヤルQ2」サービス終了、25年の歴史に幕 ネット普及で利用者減

NTT東日本と西日本は2月28日、事業者が電話で有料情報番組を提供する「ダイヤルQ2」サービスを終了した。1989年にスタートしたが、インターネットの普及に伴い利用者が減少したため、25年目でサービスを終了することとなった
Kylie McLaughlin via Getty Images

NTT東日本と西日本は2月28日、事業者が電話で有料情報番組を提供する「ダイヤルQ2」サービスを終了した。1989年にスタートしたが、インターネットの普及に伴い利用者が減少したため、25年目でサービスを終了することとなった。MSN産経ニュースが報じた。

1989年にスタートし、最盛期の91年には約8500もの番組が提供された。だが高額請求が社会問題となる一方、インターネットの普及で利用者が激減。番組数は26まで減り、約25年の歴史に幕を引くことになった。

(MSN産経ニュース「ダイヤルQ2が終了 NTT、25年の歴史に幕」2014/03/01 09:05)

ダイヤルQ2は「0990」で始まる電話番号で事業者が有料情報番組を提供し、NTT東日本と西日本が料金の回収を代行するサービス。健康相談やニュース番組の情報番組のほかにも、募金活動にも利用されていた。アダルト番組を提供する業者が参入したことにより、若者が長時間利用することで請求が高額になるケースが相次いだほか、男女2人が会話をする「ツーショットダイヤル」が売春目的で使われるなどの問題も指摘された。

NTT東日本と西日本は2011年11月にダイヤルQ2のサービス提供の終了を発表。2013年12月15日に新規申し込み受付を終了した。ダイヤルQ2で災害募金を募集していた番組については、3月1日から新たに「災害募金サービス」の提供を開始する。

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