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佐村河内守氏が記者会見 「新垣隆さんを名誉毀損で訴えます」

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SAMURA
謝罪会見をする佐村河内氏(2014/3/07) | 安藤健二
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「耳の聞こえない作曲家」として知られていた佐村河内守氏が3月7日午前11時、東京都内のホテルで会見を開くことになった。

佐村河内氏は「交響曲第1番 HIROSHIMA」などの楽曲を発表したが、実際には新垣隆氏がゴーストライターとして多くの作曲を手がけていたことが明らかになった。また、自らが耳が聞こえないとしていたことも、新垣氏は「耳が聞こえないと感じたことはない」と完全否定している。障害者手帳の不正受給の可能性も出ている。

新垣氏がゴーストライターを告白してから、初めて公の場に姿を現す佐村河内氏。本人の口からは何が語られるのだろうか。ニコニコ生放送が中継する

【※この記事は、会見場から随時加筆していきます】

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佐村河内守氏の謝罪会見
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【10:30】

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会見30分前だというのに約300人ほどの報道陣がごった返して、会見場のホテルの部屋は満員に。本人1人で会見。手話通訳者を連れてくるとのことだ。殺到した報道陣で騒然とした雰囲気だ。

【10:50】

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佐村河内氏の身体障害者診断書が配布された。「聴覚障害には該当しない診断します」という所見と、障害の種類として「感音性難聴」が書かれている。

【11:05】

samura

会見スタート。髪の毛を短くして、ヒゲを剃り、黒いスーツの佐村河内氏は、これまでの写真とはまるで別人。神妙な表情で冒頭、謝罪した。以下、佐村河内氏の説明。

-----

まずはご迷惑をかけた皆様に、一つ一つ名前を出しながらお詫びしていきたいと思います。

CDを買って下さった皆様、音楽を聴いて下さった方々、演奏会におこしくださった皆様、私のウソによることで、非常にご迷惑をおかけしたことを謝罪します。本当に申し訳ございませんでした。

次に、本を出版してくださった講談社の方、および幻冬舎の方々、CDを発売してくださった日本コロムビアの皆様、全国ツアーを開催してくださったサモンプロモーションの皆様、楽曲のレンタルをしてくださったハッスルコピー様、本当に申し訳ございませんでした。

NHKを初めとした、民放各局のテレビ局の皆様、新聞、雑誌等の皆様、この度は本当に申し訳ございませんでした。

高橋大輔選手にも、深くお詫び申し上げます。

また、被災地の皆様、○○様(会見では実名、会見中に佐村河内氏が削除希望)。本当に申し訳なく思っています。深くお詫び申し上げます。一端着席させていただきます。聴力検査の他について説明させていただきます。

■「会話は聞き取れないことがほとんど」

障害者手帳につきましては、検査の結果、返納いたしました。私はこれまで障害者年金は一度も受け取っておりません。近いうちに横浜市からも公表されるはずです。私が謝罪文で「3年くらい前から言葉が聞き取れることもあるまで回復した」と書いたため、結果的に健常者と同じように聞き取れると多くの方が理解されており、手話通訳者も必要ないのに依頼していたという誤解につながりました。

聞き取れる時もあるという状態は非常に説明しにくいのですが、音声はひずんでしまうので、会話は聞き取れないことがほとんどで、取材や撮影などでは手話通訳をしていることにウソ偽りはありません。

世間では、耳が悪いことを示すために手話通訳を派遣させているとか、手話通訳はグルであるとか、儲けを山分けしているという悪い噂が流れています。ですが、この噂は完全に間違っています。

聴力が回復していることやゴーストライターがいることは誰にも話していませんでした。ですので、手話通訳も知っていながら通訳をしていたという人は誰もいません。これまで全国各地で手話通訳をしてくださった方々にも、無関係なのに、疑われてしまった全ての関係者にも、改めて深くおわび申し上げます。本当に申し訳ございませんでした。

今回の記者会見でも質疑応答の時に手話通訳が必要になりますので、今まで同様に依頼しました。今、お伝えしたいことをご理解いただきますようお願いします。なお、手話通訳に対しての質問等は一切お控えくださいますよう、重ねてお願い申し上げます。

改めて、おわび申し上げます。この度はたくさんの方々に多大なご迷惑をおかけしました。そのことを心より深くおわび申し上げます。

今の私には信用というものが全くないと思います。しかし本日の会見では、天地神明に誓ってウソ偽りなく真実をお話いたします。なお私のテレビ出演については本日をもって最後といたしますので、何とぞよろしくお願いします。

2002年の手帳の交付について、この2月12日の午後2時から横浜市役所内での会見で発表されたことですが、当時疑わしいことはなく、適切な診断書であったことを横浜市が発表しております。

■「昔の音楽を復権したかった」

あとはお話ししたいことを、一応、箇条書きで書いたのですが、一つ一つやると長くなっていまいますので……。ちょっと質問もあると思いますが、でも一応、お話しします。どうしても伝えておかなければならないことをお話します。

私はまるで映画の「秋桜(コスモス)」の時から全く音楽をやってなかったにもかかわらず、新垣さんに初めて音楽という物を依頼してやらせたというような報道になっていると思いますが、私はそれ以前にもプロとして音楽をきちんとやっておりました。

何年前かは覚えておりませんが、NHKのハイビジョンができた当初なんですが、「山河憧憬(さんがどうけい)」という番組で音楽を担当しております。それを受けての「秋桜」の依頼でした。そのときは打ち込みの音楽というもので曲を完成しています。

次に、なぜ交響曲を身銭を払ってまで、作らなければならなかったのか、という疑問が多いかと思いますが、これは非常に語弊があって申し上げにくいんですが、私は子供の時から音楽が大好きで、クラシック音楽も特に好んで聴いておりました。

その中で、日本でいえば70年間にわたる現代音楽というものに対して、私自身は肯定的ではありませんで。昔の調性音楽の復権が、一ファンとして、「先兵が現れて時代が変わればいいな」という希望をもっていました。やりかたは間違っていましたが、新垣さんというゴーストライターを使って……。

当然70年間続いたアカデミズムの伝統ですから「絶対生きているうちには長大な交響曲は演奏されない」と思っていました。でも、その音とそれを世に残しておく、いつか先兵が現れて時代が変わった時に、今の時代に見合うような音楽がここにもあると、誰かが拾ってくれればそれでいいということで、何百万もかけて新垣氏にお金を支払って、私が全体の設計図、内部の事細かな設計図を作って、新垣氏に音符を書いて完成させたのが「交響曲第1番 HIROSHIMA」です。

映画の「秋桜」以前から私はプロとして音楽を作っていました。テレビの「山河憧憬」という番組で音楽を担当し、それを受けての「コスモス」での音楽の依頼でした。そのときは打ち込みの音楽で曲を完成している。

交響曲を身銭を払ってまで作らなければならないかという質問があるかもしれませんが、私は子供のときから音楽が大好きでクラシックも好んで聴いていました。その中で日本で70年にわたる現代音楽に対して肯定的ではなかった。

昔の音楽の復権が一番と思い、時代が変わればいいと思っていました。やり方が間違っていましたが、新垣さんというゴーストライターを使って、この交響曲は私が生きている間は演奏されないと思っていました。でも、曲を残しておくことで、今の時代にある音楽と誰かが拾ってくれればいいと思っていた、私がことこまかに設計図を作って新垣氏に頼んだのです

■新垣氏の発言を読んで「目を疑った」

次に新垣氏と私の音楽の関わりですけど、これ2人だけの秘密で行われてきた18年間のものです。私が詳細な設計図を書き、それを新垣氏が音にしていくというものでした。

私が疑問に思うのは「なぜあれほど新垣さんは師匠である三善晃先生にばれることを恐れていたにもかかわらず、なぜこのタイミングで暴露するに至ったのか」というものです。私が言える立場ではありませんが、私個人にとってはとても大きな疑問でした。

たとえば、否定したい一つのことではありますが、ギャラについてもですね。「もうこんなことはヤメにしましょう、と新垣さんは何度も言った」とある雑誌に書いてありました。全くのウソです。

彼は何度も私に「もうこんなことはやめましょう」なんて言ったことはありません。私に言ったのはただの一度、つい最近、「新潮45」で、野口様という方が、私に対する批判の記事を書かれた時に、何かがばれるのを恐れたのか、私の家に来て「もうこういうことはやめましょう」と、その時ははっきり言われた。18年間の中のただの一度。つい最近のことです。

それから、新垣さんの心の中で……。「もうこういうことはやめよう」と、18年間言い続けてきたとおっしゃっていますけれども、私は今ここで正直なことを言っています。とても言いにくいことですけども。

いつも私が新しいコンセプトを思いつき、楽曲を作ろうとする時、新垣氏は新宿のある喫茶店で次の曲を作りたいので、いついつ待ち合わせしようということがありまして、彼は何の問題もなくそこに訪れ、私が曲の内容、意味合い、構成などを説明して、ギャラを提示するんですね。「このぐらい」で。とすると彼は間違いなく最初は、首を横に振ります。次に、私が値をつり上げると、彼はおそらく渋い顔をして「うーん」と、やります。その後に、もう少し値段をつり上げると彼は笑顔で「いいですよ」。

これがこの18年の真実です。これが、本当に「心からこんなことはもうやめたい」と思っていた人の発言でしょうか。私は雑誌を見て目を疑いました。

最後に、報道では、聴覚障害者や病気を持っている方々を、まるで自分のブランドづくりのために利用したというように報じられておりますが、それは真実ではありません。

ゴーストライターを使うなどというやり方は本当に間違っていたと思います。ですが、闇に沈む人たち、その方たちに光を当てたいというような気持ちは、自分で障害を負ってから現在に至るまで、天地神明に誓って本物です。

【11:25〜】記者団からの質問

—高橋選手についてお聞かせください。高橋大輔の選手の五輪での演技をご覧になったかということと、それをどう思ったか?教えてください。

高橋選手はテレビ番組で一緒に出演したこともありましたが、あのような素晴らしい選手が(曲を)選んでくれたことに感謝しておりますし、高橋選手にこうした事件が影響したのかなと思いますが、自分の責任は大きく感じています。

—競技はご覧になりましたか?

つらくて見れませんでした。

—著作権はどうするつもりですか?新垣さんは主張しないと発言していますが?

新垣さんが著作権が放棄をすると会見でおっしゃったというのは聞いてますが、今後、弁護士さんを通してどのような回答が来るかは分かっておりません。

ー今後も弁護士さんとの話し合い次第では、著作権を主張し続けると?

それはとても難しいです。先ほどのソナチネに関して言うと、あれは実験的な音楽だとか、宇宙戦艦ヤマトとか、私は新垣さんをゴーストとして信頼していたんですけど、あのようなことを言われて大変ショックを受けました。一方で、ソナチネに関しては完全に自分の物だと主張されてますが、あれも私の設計図に基づいて書かれているのに関わらず、「私の傑作です」とおっしゃってるのは非常に疑問です。なので著作権がどうなるかはまだ分からない状況です。

ー新垣さんの会見があるまでは、ゴーストライターをばらさないでこれまでも続けていったのでしょうか?

新垣さんは、「佐村河内は絶対ばらさないと思ってました」とおっしゃってますが、そんなことはなくて、どんどん大きくなるにつれて「いつかはばれるんじゃないか」と思っていました。

10年後には引退しよう、という思いでいましたけど、文春でも書いてありましたが、「新潮45を読んで怖くなったから、やめたい」という新垣さんの話があったときも、日本コロムビアからCDの話があったため「あと2つの曲だけ」ということで、それだけやってから引退するつもりでした。

ー罪の意識や、皆さんを騙している意識はなかったんですか?

ありました……。

ー今、私の声は聞こえますか?

音は聞こえます。感音性難聴なので、聞こえはするんですが耳が遠い状態で、ちゃんと聞き取れません。新垣氏の発言で「私が電話した」とかあるようですが、全くバカバカしい発言です。信じられない言葉です。私は1年半にわたって、ファックスだけでやり取りしてきましたけど、そんなことはありえません。

ーなぜ騙したのか?

申し訳ない気持ちでいっぱいです。基本的には繰り返しになりますが、本当にゴーストライターをやって、黙って使っていたことは本当に大きな過ちであり、一生にかけて償っていきたい。

ー被災地や亡くなられた方を利用してたのでは?

断じて違います。

ーなぜ騙したんですか?そこに全く答えてません。

はい。結果的にとは言ってはいけませんが、騙したことになります。申し訳ありません。

ーなぜこれまで黙っていたんですか?現代のベートーベンではなく希代のペテン師として名前を残すのでは。

ここまで巨大化して何も言い出せなくなってしまいました。このような大騒動を引き起こしてしまった。妻にも言い出せなかった。「まだ日本にとどまってよかったね」と言われました。

ー名声が欲しかったんですか?

信じてもらえるかは分かりませんが、さほどありませんでした。

ーあなたの好きなベートーベンやブラームスに対する冒涜とは思いませんか?

……思います。

ーなぜ補聴器をつけないのか?耳が悪い自分、の方が都合がいいのか?

補聴器は3台持ってます。

ーなぜ今はつけないのか?

感音性難聴なので、つけても意味がないということでしていません。

ー手話の方は必須で、それがないとコミュニケーションは全く取れないと?

口話術というのがあるんですが、新垣さんとは全て口話でした。慣れている人との口話はどんどん読みやすくなりますし、大変口が少なくゆっくり話します。

熱気を持って話すのは私ばかりで、彼は言葉は悪いのですがイエスマンでした。

どうしても申し上げたいのですが、今回の騒動に至ったのは一番悪いのは自分。そのために謝罪に来ました。しかし、新垣さんが私が普通に会話できると言ってましたが、そのようなことは全くありません。

ー新垣さんの発言とあなたが言っていることが食い違っていることについては

新垣さんほかを名誉毀損で訴えます。

ー誰を名誉毀損で訴えるのか?民事か刑事か、代理人は誰ですか?

まず弁護士の方はほぼ内定していて、来週にもお会いする予定です。私個人の意見としては訴える用意があると伝えたんですけども。訴えるのは新垣さんと、他の人はまだ決めかねています。

ーそれはどういう意味ですか?

新垣さんは絶対訴えるけども、他の人は検討中ということです。

ー印税収入はどれくらいあったのですか?

詳しくは申し上げられませんが、青色申告を見てもらえば分かると思います。今年初めて黒字になった程度で、ずっと赤字でした。新垣さんに払うお金ですが、妻には現代音楽のご教示代ということで、調性音楽は書けるけども非調性は書けないということで。

ー裁判費用は印税から?

それはまだ何も考えておりません。

ーホテルを転々とされてたということですか?どこを回られてたんですか?

横浜を中心にホテルを転々としていました。

ースキンヘッドになっているという情報もあったんですが地毛ですか?

初めて聞きました。

ー奥様はどんな役割を果たされてきた?奥様は離婚を希望しているんでしょうか?

妻は仕事にはタッチしておりません。妻には「離婚してください」と言いましたが「しないよ」と言われました。

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