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EUもロシア制裁へ 渡航交渉中断・資産凍結など3段階【ウクライナ問題】

2014年03月07日 18時37分 JST | 更新 2014年03月08日 17時52分 JST
Anadolu Agency via Getty Images
BRUSSELS, BELGIUM - MARCH 6: European Council President Herman Van Rompuy gives a speech after an emergency summit about the situation in Ukraine at the European Union Council Building in Brussels, Belgium, on March 6, 2014. (Photo by Dursun Aydemir/Anadolu Agency/Getty Images)

EUもロシア制裁へ 渡航交渉中断・資産凍結など3段階

欧州連合(EU)は6日、ウクライナに軍事的圧力を強めるロシアとのEUへのビザなし渡航実現を目指す交渉中断を決めた。米国に続くEUによる第1段階の対ロシア制裁になる。同時に対話による問題解決を探るが、ロシアが強硬な態度を変えない場合、資産凍結などさらに強い制裁を科す方針も決めた。

この日あった臨時首脳会議では「ロシアがウクライナの主権を侵害している」と強く非難。南部のクリミア自治共和国議会がロシアへの併合の是非を問う住民投票を決めたことも「違法だ」との認識で一致した。

そのうえで、第1段階でビザなし渡航の交渉中断を決めた。同時に数日内に、多国間の対話の枠組みとなる「連絡調整グループ」を設置。ロシアやウクライナにも参加を促し、「限られた期間内」で緊張緩和へ結論を見いだすとしている。

ここでロシアの軍事的行動の停止などの成果が得られない場合、第2段階の制裁に移行。ロシア政府幹部らに対し、EUへの渡航禁止や資産凍結をする。6月に予定するEU・ロシア首脳会議も中止する。

それでもロシアが緊張緩和に動き出さなければ、第3段階として、広範囲な制裁に乗り出す構え。武器や資源など、具体的な品目での禁輸措置などに乗り出す可能性を示唆した。

これに先立ち、米国は6日、ウクライナの主権や領土の侵害に関与する個人や機関の米国内の資産凍結や、ロシア政府関係者へのビザ発給禁止などの制裁を決めた。EUとロシアとの間は貿易や投資の量が多く、制裁に慎重な声もあったが、米国の制裁を受け、厳しい覚悟で状況を打開する必要があるとの結論に至ったとみられる。(ブリュッセル=野島淳)

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(朝日新聞社提供) 


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