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クリミア議会が独立宣言 ウクライナから離れてロシア編入めざす

2014年03月12日 00時26分 JST | 更新 2014年03月12日 00時28分 JST
Sasha Mordovets via Getty Images
MOSCOW, RUSSIA - MARCH 10: Russian opposition activists hold Ukrainian and Russian flags during an anti-war rally on March 10, 2014 in Moscow, Russia. Dozens of anti-Putin activists gathered in central Moscow to protest against Russian President Vladimir Putin's policies on Ukraine and Crimea. (Photo by Sasha Mordovets/Getty Images)

クリミア自治共和国議会は3月11日、ウクライナからの独立を宣言した。ロシア編入の是非を問う住民投票を16日に控えて、ウクライナの一部が編入されるのではなく「独立国家同士が統合する」という体裁を整えるのが狙いだ。時事ドットコムが以下のように伝えている。

独立宣言は出席議員81人中78人の圧倒的賛成多数で可決された。半島南端のセバストポリ市議会も同調し、共同で「クリミア共和国独立宣言」を発表した。(略)クリミア議会の独立宣言は「クリミアは独立主権国家として、住民投票の結果を受けてロシアに編入を提案する」と明記。

(時事ドットコム「クリミア議会、独立宣言=ロシア編入へ布石-共和国首都の空港閉鎖」2014/03/12 00:05)

ロシア外務省が11日に独立宣言を合法と認めた一方で、ウクライナ議会は強く反発。住民投票を中止させるため、クリミア議会を解散させる手続きの準備を始めた。朝日新聞デジタルが報じている。

ウクライナ議会は11日、クリミア議会が住民投票中止を12日までに決めなければ、同議会の権限を停止し解散させるための手続きを始める、との決議を可決した。クリミア議会の解散には憲法裁判所の決定が必要だ。ウクライナのトゥルチノフ大統領代行は地元通信社に「クリミア議会の活動が憲法違反であることを示す書類は憲法裁に提出された」と語り、クリミア議会側の拒否を見越して解散手続きの一部が始まっていると明らかにした。

朝日新聞デジタル『クリミア議会、住民投票に向け「独立」宣言 通信社報道』2014/03/12 00:48)

しかしクリミア自治共和国の政府は、ロシアのドメインで住民投票の告知サイトを開設。着々と準備を進めている。時事ドットコムが次のように報じている。

サイトには投票用紙も掲載。(1)クリミアのロシア編入(2)(ウクライナからの独立を定めた)1992年制定のクリミア共和国憲法の復活-に賛成するかどうかを問うている。当初はサイトのアドレスをウクライナに置く予定だった。しかし同国内の法律に違反するとの理由で閉鎖を求められたため、ロシアのドメインに変更したという。

(時事ドットコム『住民投票のサイト開設=「ロシア」アドレス使用-クリミア』2014/03/12 02:24)

現在、ウクライナのクリミア半島は全域がロシア軍が掌握していると見られ、同国の支援を受けてロシア編入の動きが顕著になっている。欧米各国は住民投票の結果を拒否することで一致しているが、クリミア半島のロシア編入を止める実効性のある手段が打ち出せるかは未知数だ。

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