Facebookがウェアラブル端末市場に参入か ゴーグル型端末のOculusを買収へ

FacebookがOculusを20億ドルで買収すると発表した。成長著しい「ウエアラブル(身体装着可能な)端末」市場に参入するとみられる。
zuckworld

米交流サイト(SNS)大手のフェイスブック

初のハードウエア関連の買収に踏み切り、成長著しい「ウエアラブル(身体装着可能な)端末」市場に参入する。

フェイスブックは、携帯端末を利用したメッセンジャーサービスで急成長しているWhatsApp(ワッツアップ)の買収を決めたばかり。フェイスブックはバーチャルリアリティー関連技術について、次世代のソーシャルコミュニケーション手段になる潜在性に注目している。

フェイスブックのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は「現在のプラットフォームはモバイルだが、われわれは次のプラットフォームについても準備を進めている」と強調。「オクルスには、そうした未来のソーシャルプラットフォームを作り出す潜在力がある」と述べた。

オクルスVRは新興企業。主力製品は、バーチャルリアリティー・ゲームに使用するヘッドマウントディスプレイ「オクルス・リフト」。

発表によると、フェイスブックによるオクルスVR買収額20億ドルの内訳は、キャッシュによる支払い4億ドルと、フェイスブックの普通株2310万株など。買収は第2・四半期に完了する見通しという。

[サンフランシスコ 25日 ロイター]

A prototype of the Oculus Rift, pictured above.

関連記事

Google共同創業者、ラリー・ペイジ

IT企業の創業者画像集

注目記事