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袴田事件の再審を認める決定 釈放へ、証拠「捏造の疑い」

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HAKAMADA
再審開始決定を受け、支援者と喜び合う袴田巌死刑囚の姉秀子さん(左)=27日午前、静岡市葵区 | 時事通信社
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静岡県で1966年に一家4人が殺害された「袴田事件」で死刑が確定した元プロボクサー袴田巌(いわお)死刑囚(78)の第2次再審請求審で、静岡地裁(村山浩昭裁判長)は3月27日、裁判のやり直しを認める決定を出した。併せて、「拘置を続けることは耐え難いほど正義に反する」として、刑の執行停止(釈放)も決めた。時事ドットコムなどが報じた。

事件発生から48年、死刑確定からは33年が過ぎた。再審の重い扉が開いた。

村山裁判長は、「重要な証拠が捜査機関に捏造された疑いがある」とした。刑と拘置の執行停止も決定し、「拘置を続けることは耐え難いほど正義に反する」と言及した。

静岡地裁(村山浩昭裁判長)は27日、「重要な証拠が捜査機関に捏造(ねつぞう)された疑いがある」として、再審開始を認める決定をした。刑と拘置の執行停止も決定し、「拘置を続けることは耐え難いほど正義に反する」と言及した。

(時事ドットコム「袴田事件、再審開始決定=「証拠捏造の疑い」-逮捕から48年・静岡地裁」より 2014/03/27 10:31)

死刑囚の再審開始決定は、朝日新聞デジタルによると、無罪が確定した免田、財田川、松山、島田の4事件と、後に覆された2005年の名張毒ブドウ酒事件の名古屋高裁決定に次いで6件目となる。

袴田事件とは次のような事件だ。

1966年6月30日、旧清水市(現静岡市清水区)でみそ製造会社専務宅が全焼し、一家4人の遺体が見つかった事件。従業員で元プロボクサーの袴田巌死刑囚が強盗殺人などの疑いで県警に逮捕された。袴田死刑囚は一審から一貫して無実を主張したが80年、最高裁で死刑が確定。81年に再審が請求されたが最高裁は2008年3月に棄却した。現在第2次再審請求中。

(コトバンク「袴田事件 とは」)

袴田死刑囚は捜査段階で自供したとされたが、公判では一貫して無実を主張した。一審の静岡地裁は、白い半袖シャツの右肩のB型の血痕が右肩をけがしていた袴田死刑囚のものと認定し、死刑判決を出した。

第2次請求審では、シャツに付いていた血液のDNA型が「袴田死刑囚とは一致しない」との鑑定結果が出ており、地裁が「新証拠」と認めるかが最大の焦点となっていた。

第2次再審請求審では、確定判決が犯行時の着衣と認定した衣類のうち、袴田死刑囚の血が付いているとされた白半袖シャツの血痕のDNA型が再鑑定された。検察側、弁護側それぞれに鑑定人を推薦したが、どちらもシャツの血と袴田死刑囚のDNA型が「一致しない」との結果を出した。しかし検察側は「鑑定したDNAは劣化しており、信頼できる鑑定結果は得られなかった」と主張。鑑定結果の信用性をどう判断するかが焦点とされた。

事件と公判は異例の経過をたどった。起訴から1年後の一審公判中、現場近くのみそ工場のタンクから血染めの白半袖シャツやズボンなどが見つかり、検察側は犯行時の着衣を、パジャマから変更。静岡地裁判決は「捜査官はきわめて長時間にわたり取り調べ、自白を得ることに汲々(きゅうきゅう)とした」と自白偏重の捜査を批判し、45通中、44通の自白調書を違法な取り調べによるものとして証拠排除した。

(朝日新聞デジタル「袴田事件の再審開始決定、釈放へ 証拠『捏造の疑い』」より 2014/03/27 10:55)

静岡地検が31日までに東京高裁に即時抗告しなければ、地裁で再審が開かれる。

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