交通科学博物館さようなら 4月6日で52年の歴史に幕【鉄道写真】

鉄道や車、船や飛行機などの展示で親しまれた「交通科学博物館」(大阪市港区)が、4月6日で52年の歴史に幕を下ろす。最終週となり、名残を惜しむ家族連れら多くの人出でにぎわっている。
Taichiro Yoshino

鉄道や車、船や飛行機などの展示で親しまれた「交通科学博物館」(大阪市港区)が、4月6日で52年の歴史に幕を下ろす。最終週となり、名残を惜しむ家族連れら多くの人出でにぎわっている。

交通科学博物館は、JR大阪環状線弁天町駅の高架下と隣接する敷地に1962年1月、旧国鉄が開館させた。80分の1の鉄道模型が走り回るジオラマが子どもたちの人気を集めたほか、1964年に開業した東海道・山陽新幹線の初代車両「0系」の第1号編成4両や、北海道の1号蒸気機関車となる「義経号」、宮崎県にあったリニアモーターカー実験線で時速517キロを記録した「ML500」など、鉄道の歴史を刻む貴重な車両が展示されていた。0系車両は木村拓哉主演のドラマ「華麗なる一族」の撮影などにも使われた。

梅小路蒸気機関車館(京都市)に統合され、2年後の2016年春に「京都鉄道博物館」としてリニューアルオープンする。鉄道関連の展示品は多くが京都に移される予定だ。

【10:36更新】スライドショーを再公開しました。

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