シリア内戦の死者が15万人超える、3分の1は民間人=人権団体

英国を拠点とする人権団体「シリア人権監視団」は1日、3年にわたって続くシリア内戦の死者が少なくとも15万人を超えたと発表した。3分の1は民間人だとしている。
Reuters/Mahmoud Hebbo

英国を拠点とする人権団体「シリア人権監視団」は1日、3年にわたって続くシリア内戦の死者が少なくとも15万人を超えたと発表した。3分の1は民間人だとしている。

シリア人権監視団は、アサド政権の治安部隊がデモ隊に発砲した2011年3月18日以来、15万0344人の死亡を確認したと発表。死者のうち反体制派の武装勢力は3万8000人近く、政権側の軍兵士や民兵は5万8000人以上。ただ同団体は、実際の死者数は約22万人に達するとの見方を示している。

国連は1月、シリアでの安全確保ができず正確な死者数の確認が困難だとし、死者数の更新を控えると発表。国連は昨年7月、内戦の死者が少なくとも10万人に上ると明らかにしていた。

[ベイルート 1日 ロイター]

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