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ロシア、ウクライナ向けガスを再値上げ 4月に入り8割増し

2014年04月03日 21時39分 JST | 更新 2014年04月03日 21時41分 JST
Reuters

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ロシアの政府系天然ガス大手ガスプロムは3日、ウクライナ向けのガス価格を再び引き上げた。今週2度目の値上げで、4月に入ってからの値上がり率は約8割に達した。

再値上げ後の価格は、1000立方メートル当たり485ドルとなった。輸出関税の導入を理由に挙げた。

ウクライナのヤツェニュク首相は、ロシアがクリミアを編入して2週間後の今回の動きは受け入れられないと表明。ロシアはガス供給を制限するなどして、ウクライナへ一段の圧力を掛けてくると警戒感を示した。

首相はロイターのインタビューで「ロシアがウクライナ向けのガス価格を引き上げる動機は、政治以外にない」と指摘した。

米ホワイトハウスのカーニー報道官は、今回の動きはウクライナを威圧するものと批判。「市場でエネルギー価格が決まるべきだ」と述べた。

ガスプロムは2日前にも、ウクライナ向けガス価格を4月から44%引き上げ、1000立方メートル当たり268.50ドルから385.5ドルにすると公表していた。ガス料金の未払い分があることを理由としていた。

欧州連合(EU)は、ロシア産ガスの約半分をウクライナ経由で輸入している。

ガスプロムは、欧州への安定的な輸送を確保するため、ウクライナはガス貯蔵水準を上げる必要があると警告した。

ウクライナ政府によると、冬季に欧州へ安定的にガスを供給するためには、120億─140億立方メートルの貯蔵が同国内に必要だが、現在72億立方メートルにとどまっているという。[モスクワ/キエフ 3日 ロイター]

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