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ウクライナ問題で米ロ首脳が電話会談 オバマ氏、ロシアに警告

2014年04月15日 00時27分 JST | 更新 2014年04月15日 00時31分 JST
Reuters

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米国のオバマ大統領とロシアのプーチン大統領は14日、ウクライナ問題をめぐって電話会談した。その中でオバマ大統領は、ロシアがウクライナ危機の外交解決につながるような行動を取っていないと言明した。

政府高官によると、ロシアが電話会談を要請。同高官は「率直な」会談と表現した。この表現は、緊迫した状況を外交上、婉曲的に説明するために用いられることが多い。

高官によると、「外交的門戸は開いており、好ましい道筋だが、ロシア側の行動はこれに一致しておらず、また、つながるものでもないとオバマ大統領は言明した」という。

オバマ大統領は、ウクライナ政府が地方分権化の問題に対応するための「実質的な」提案を行ったことをプーチン大統領に伝えた。高官は「ウクライナが決定する問題だ」と指摘。「われわれは包括的なプロセスを常に支持してきており、これからも支持する」と述べた。

また、米ホワイトハウスが発表した声明によると、オバマ大統領は会談で、ウクライナでの行動が長期化すれば、ロシアがさらなる代償を払うことになるとプーチン大統領に警告した。

米国側からの追加制裁の発表はなかったが、当局者は今後の動きについて、欧州の関係国と協議したことを明らかにした。

欧州連合(EU)は14日、資産凍結や渡航禁止の対象者拡大を通じ、対ロシア制裁を強化することで合意した。

米ホワイトハウスのカーニー報道官は記者団に対し、「ウクライナ東部でロシアは挑発的な行動を取り続けている。ウクライナでの行動に加えて、軍部隊が存在しているというだけでも、ウクライナを不安定化させる恐れがある」と述べた。

また、「ロシアの挑発や、違反行為には必ず代償が伴うことになる。どのような具体的な行為によって代償が伴うのかを特定はしないが、ロシアには既に代償を科しており、さらに科されることになる」と語った。

米国務省のサキ報道官は、米国が金融サービスやエネルギー、金属、鉱業、エンジニアリング、防衛といった分野の個人や団体に対する制裁措置を準備していることを明らかにしていた。

[ワシントン 14日 ロイター]

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