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中国、2030年には「世界最大のキリスト教国」に?

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パデュー大学で社会学を研究するフェンガン・ヤン(楊鳳岡)教授は、中国のキリスト教信者数は将来アメリカを抜き、世界最大のキリスト教人口を抱える国になると推測している。

ヤン教授は、イギリス紙・テレグラフの記事でこう述べている。

「私の推計では、中国は非常に近い将来、世界最大のキリスト教国になると予測されます。そうなるまでに1世代もかからないでしょう」

ピュー研究所調査報告によると、中国国内には2010年の時点で約6700万人のキリスト教信者がいたという。これは、中国全人口の5%にあたる。

同じ報告によると、同年のアメリカでは人口の79%がキリスト教徒であり、同国内の教徒数は約2億4700万人(世界のキリスト教徒全体の11%)だ(ブラジルは1億7500万人、メキシコは1億人)。一方、アメリカの現在の人口は約3億1800万人。公式に発表されている中国の人口は、2014年現在、台湾・香港・マカオまで含めるとおよそ14億人にのぼる。

Religion in China:Survival and Revival under Communist Rule』(中国の宗教:共産党支配下における存続と復活)などの著作があるヤン教授は、アメリカのキリスト教人口が減少する傾向にある一方で、中国のキリスト教人口は、2025年までに1億6000万人、2030年までには2億4700万人に拡大し、アメリカを抜いて世界最多のキリスト教徒を抱える国になると予測している。

しかし、中国におけるキリスト教人口の拡大は、中国政府の影響を受けないわけではない(中国では、政府が認可した宗教機関、施設でなければ、宗教活動を行うことは許されない。教会内には監視カメラが設置されるなど、活動は検閲されている。ピュー研究所の2010年の調査によると、共産党が認めない中国国内のキリスト教徒は約3500万人にのぼるという)。

前述のテレグラフの記事によると、中国では現在、非常に多数のプロテスタント教徒たちが、違法な「民家の教会」で、隠れて礼拝を行っているという。キリスト教徒支援組織「Open Doors」が毎年発行している、キリスト教迫害の深刻度の国別ランキング「World Watch List」では、中国の迫害度は37位とされている。

中国浙江省の温州市では、2014年4月はじめ、教会が政府から建物の強制撤去を命じられたために(十字架が目立ち過ぎる違法建築とされた)、信者たちが教会を取り囲み、「人間の盾」をつくって抵抗する事件が起きた(同市は中国最大のキリスト教徒コミュニティを抱えており、700万人の都市人口のうち15%が教会に通っているという)。

[Antonia Blumberg(English) 日本語版:丸山佳伸、合原弘子/ガリレオ]

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