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ウイグル自治区でテロ 習近平氏の訪問直後

2014年04月30日 19時38分 JST | 更新 2014年04月30日 19時43分 JST

中国新疆ウイグル自治区のウルムチ南駅の前で4月30日午後7時10分(日本時間同8時10分)ごろ、大きな爆発が発生した。国営の新華社通信によると、79人が負傷、4人が重症を負い、3人が死亡したという。何者かが刃物で利用客らを切りつけ、爆発を引き起こした。警察当局は「テロ事件」と断定したという。

GLOBAL TIMESによると爆発は駅の出入口とバス停の間に置かれた荷物付近で起こった。近くのホテルに居た男性は「地震かと思った」という。

インターネット上には、爆発後に現場で撮影したとされる写真が流出。駅前広場の黒く焦げた路面や、散らばったスーツケース、銃を構え武装した警察官などの写真が投稿されては、次々と削除されていた。

同自治区には4月27日から30日まで、習近平国家主席が就任後初めての視察に訪れており、「テロに対しては、厳しく先手を打って対応する」と述べ、テロ対策の強化を指示したばかりだった。

同自治区で暮らすウイグル族は、トルコ系遊牧民でイスラム教を信仰している。朝日新聞デジタルは、これまで同自治区で発生した事件についてを次のように報じている。

中国では2009年以降、イスラム教徒が多いウイグル族と、漢族の民族対立が激化。昨年10月に北京・天安門前に車両が突入した事件や、今年3月、雲南省・昆明駅で起きた無差別殺傷事件で、当局はウイグル独立を目指す反政府勢力の関与を主張。同自治区内でも武装グループに警察署などが襲われる事件が続いていた。

 

(朝日新聞デジタル「新疆ウイグルで爆発、死傷多数 中国主席ら当日まで視察」より 2014/05/01 01:37 )