1食20万円、世界で最も高価なレストラン【動画】

今夏にオープンする「世界で最も高価なレストラン」が話題になっている。
Jorg Greuel via Getty Images

今夏にオープンする「世界で最も高価なレストラン」が話題になっている。

オーナーシェフは、このお店についてほんのわずかな言葉でしか説明していない(「情熱的で、食の美が追求され、これまでとは全く違う」)が、他の店ではできない体験とはどのようなものか、知っておくべき重要なことを、以下にリストアップしてみた。

お店の名前は「Sublimotion」という。
お店のある場所は、スペインのイビサ島だ。この島は、ミシュランのスターシェフの料理より、パーティー好きな人が多いことで知られているかもしれない。
オーナーのパコ・ランセロ氏は、ミシュランのスターシェフだ。
2005年には、スペインの将来有望なシェフに贈られる「Chef L`Avenir」賞を獲得。翌2006年には、スペインの王立アカデミーから、ガストロノミー(美食術)の賞「National Gastronomy Award」賞を授与された。ランセロ氏は現在、「ミシュランガイド」で2つ星を、スペイン版ミシュランの「レプソルガイド」で3つ星を獲得している。
このレストランは、有名ホテルチェーンの中にある。
Sublimotionがオープンするのは、リゾートホテル・チェーンの「ハードロック・ホテル」の中だ。ランセロ氏はここに、驚くほどすばらしいディナー体験を創造するためのワークショップを構えている。
Sublimotionには、席がわずかしかない。
「感情の高ぶる経験」だという。たしかに、このような信じられないほど美しいものを見れば、感情が高ぶらずにはいられないだろう。
肝心のディナー体験はどんなもの?.
「感情の高ぶる経験」だという。たしかに、このような信じられないほど美しいものを見れば、感情が高ぶらずにはいられないだろう。
ここで食事をするには、約2000ドル必要だ。
そう、この「ガストロノミー的な食事」の値段は、1人あたり2000ドル(およそ20万円)ちょっとだ。
この値段で20コースのディナーが提供される。
ここで食事をする前は、軽食を摂らない方がいいだろう。
店内のあらゆる仕掛けは、3つのダッシュボードで管理されている。
ランセロ氏の指揮のもと、スタッフがこれらを操作して、店内の雰囲気やBGMなどを設定する。
食事をする部屋は「microenvironment」(小さな環境)と呼ばれている
ちょっと奇妙な呼び名ではあるが、テーブルを見れば、どれほどクールなのかがわかるだろう。テーブルに画像が映し出され、ビーチや森などさまざまな場所にいる気分にさせてくれるのだ。
食事ごとに湿度も変わる
Sublimotionのあらゆるコンセプトを支えているのは、これだけではない。この「小さな環境」では、湿度も、食事に合わせて調節されるという。

[Carly Ledbetter(English) 日本語版:佐藤卓/ガリレオ]

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