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中国船がベトナム船に衝突・放水 南シナ海の石油採掘で緊張高まる

2014年05月07日 19時39分 JST | 更新 2014年06月09日 16時47分 JST
EPA時事

[ハノイ/北京 7日 ロイター] - 南シナ海の領有権めぐり対立する中国と東南アジア諸国の緊張が高まっている。フィリピンは、南沙諸島(スプラトリー諸島)付近で中国の漁船を拿捕。中国は解放を要請した。

ベトナムは、中国が石油掘削を行っている海域はベトナムの領海と主張し、軍の艦船や警備艇を派遣。これに対し、中国はベトナムに掘削作業の妨害しないよう警告した。

ベトナム外務省は7日、南シナ海で中国の船舶がベトナム船2隻に意図的に衝突してきたと発表した。

外務省によると、衝突は4日に発生。ベトナムの船舶に大きな被害をもたらした。6人が軽傷を負った。

外務省の高官、Tran Duy Hai氏は会見で、「中国の船舶は空からの支援も得て、ベトナム船舶の威嚇を企てた。放水砲が使用された」と述べた。

ベトナム海軍関係者は「銃音は聞いていない。中国側が発砲してこない限り、われわれが発砲することはない」と話した。

ベトナムは南シナ海での中国の掘削活動に対して強く抗議しており、中国海洋石油(CNOOC)に対して掘削設備の撤去を求めている。

中国政府はこれまでのところ、船舶の衝突について発言していない。

一方、南沙諸島付近では6日朝、フィリピン海洋警察が、中国漁船を拿捕した。フィリピンの法律で保護種と定めるウミガメを積んでいたという。

中国外務省報道官は定例会見で、フィリピンは漁船と乗員を解放しなければならない、と主張。「フィリピンには、一切の挑発行動をとらないよう、再度警告する」と述べた。