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嘉田由紀子知事、3選は不出馬 「卒原発」で小泉元首相らと連携模索

2014年05月07日 18時00分 JST | 更新 2014年05月07日 18時02分 JST
時事通信社

滋賀県の嘉田由紀子知事(63)は5月7日、任期満了に伴う次期知事選(6月26日告示、7月13日投開票)に出馬しないことを表明した。今後は民主党衆院議員の三日月大造氏(42)らと、新たな政治団体「チームしが」を結成し、小泉元首相らの団体と連携して脱原発を目指す。また、滋賀県知事選では、出馬に意欲を示していた三日月氏を支援するとした。朝日新聞デジタルなどが報じた。

(嘉田氏は)三日月氏とは6日、代替エネルギーを導入することで原発ゼロを目指す「卒原発」や、再稼働の際に滋賀県にも「立地自治体並み」の同意を関西電力などに求めることで一致。新たな政治集団「チームしが」を結成し、脱原発を目指して元首相の小泉純一郎氏や細川護熙氏が結成する一般社団法人「自然エネルギー推進会議」とも連携する。嘉田氏は取材に対し「『脱原発』を知事としてではなく外から訴えたい」などと述べた。

 

(朝日新聞デジタル「滋賀の嘉田知事、3選不出馬 今後も脱原発訴える」より 2014/05/07 14:42)

嘉田氏は2006年、無所属で滋賀県知事立候補。「もったいない」を合言葉に新幹線新駅建設中止を掲げ、自民、民主、公明が推薦した当時の現職を破って初当選した。2010年には同知事選最多得票となる41万票以上を獲得して再選を果たした。

また、2012年の衆院選では、生活の党の小沢一郎氏らとともに脱原発を掲げる「日本未来の党」を結党し代表に就任したが惨敗、代表を辞任していた。

嘉田氏は朝日新聞のインタビューに応じ、今回の決断について最も悩んだこととして「原発への対応」をあげた。

――決断を前に最も悩んだことは

 

原発への対応だ。エネルギー政策を決めるのは国であり、再稼働に関して隣接する県は事実上「無権利」状態。国は被害を受ける側を見ていない。私は「被害地元」という言葉で訴えたが通じなかった。(知事ではなく)外側から訴えなくてはと。(中略)

 

――小泉・細川両元首相との連携方法は

 

三日月氏とつくる「チームしが」として連携する。今秋に福島県知事選、来春に福井県知事選がある。同じような組織が全国にできればと思う。

 

(朝日新聞デジタル『原発の「被害地元」通ぜず 嘉田知事単独インタビュー』より 2014/05/07 15:00)

なお、滋賀県知事選には、自民、公明両党が推薦する元経済産業省官僚の小鑓隆史氏(47)と、共産党推薦の坪田五久男氏(55)が立候補を表明している。

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