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北朝鮮で公開処刑説「金正恩氏の元恋人」実は生きていた

2014年05月20日 14時44分 JST | 更新 2014年05月20日 14時45分 JST

北朝鮮の金正恩第1書記の元交際相手との噂があり、ポルノを制作して処刑されたとの報道が流れていた歌手の玄松月(ヒョン・ソンウォル)さんが、健在だったことが確認された。

北朝鮮の朝鮮中央テレビは5月16日に平壌で「全国芸術人大会」が開かれたと報じ、この中で軍服姿で壇上の最前列に座っており「モランボン楽団の団長」として紹介された。韓国のテレビ局・YTNが報じた画面では「新時代の文化芸術が発展する道を明るくするためには、我が党と人民の最高領導者である、敬愛する金正恩元帥様に最大の栄誉と、最も熱い感謝の言葉を捧げます」などと演説する肉声が確認できる。

韓国紙・朝鮮日報(電子版)は2013年8月29日に、以下のような記事を配信し、ハフィントンポストなど各国で報じられていた

29日、中国内の複数の北朝鮮消息筋によれば、金正恩のかつての交際相手として知られた歌手・玄松月と、北朝鮮の有名芸術家10数人が、わいせつ物を制作・販売した容疑で20日に公開銃殺されたとの主張がなされた。

(中略)

消息筋によれば「公開処刑は銀河水(ウナス)管弦楽団、旺載山(ワンジェサン)軽音楽団、モランボン楽団など主要楽団員と死刑囚の家族が見守る中、機関銃でなされた。死刑囚の家族はみな、政治犯収容所に送られた」と話した。消息筋は「彼らは、自身の性交場面を撮影して販売し、わいせつ物を視聴した疑いがある」「制作したわいせつ物は中国に流出したことが分かっており、一部は聖書を所持しており、処刑された芸術家はすべて政治犯と規定された」と話した。

(朝鮮日報「金正恩の昔の交際相手・玄松月、ポルノ撮影、流出し公開処刑」より 2013/08/29 10:54)

朝日新聞は2013年9月に、金正恩第1書記の夫人・李雪主氏の不祥事を隠蔽するために、9人を処刑したと伝えていた。この中に玄松月氏の名前は含まれていない。

不祥事の発端は、銀河水管弦楽団と旺載山(ワンジェサン)芸術団の団員9人が、自らが出演するポルノを制作した事件。警察にあたる人民保安部が9人の会話を盗聴し、「李雪主も昔は、自分たちと同じように遊んでいた」という会話を傍受したという。

正恩氏は李氏に関係する醜聞が外部に漏れることを懸念。8月17日に9人を逮捕した後、裁判にかけずに3日後の20日、平壌市の外れにある姜健軍官学校の練兵場で、軍や党の高位幹部や楽団関係者が立ち会うなか、9人を銃殺した。

(朝日新聞デジタル「正恩氏夫人に醜聞か 所属した楽団が解散、公開処刑も」より 2013/09/20 19:16)

以下の動画は、2012年3月に行われたコンサートでの玄さん。

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