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袴田巌さん、53年ぶりリングに復帰 「権力に勝った」

2014年05月20日 17時02分 JST | 更新 2014年05月20日 17時15分 JST
時事通信社

1966年の「袴田事件」で死刑が確定し、再審開始決定で釈放された元プロボクサーの袴田巌さん(78)が5月19日、後楽園ホール(東京都文京区)のリングに上がった。世界ボクシング評議会(WBC)から贈られた名誉チャンピオンベルトを腰に巻き、ピースサインをした。時事ドットコムなどが報じた。

後楽園ホールはファンの間でボクシングの「聖地」と呼ばれ、招待を受けた袴田さんは現役最後の試合以来、53年ぶりにリングへ。姉秀子さんが4月に代理で受け取った「世界ボクシング評議会(WBC)名誉チャンピオンベルト」を実際に贈呈されると、腰に巻いてうれしそうに右手でVサインをつくった。

認知症と拘禁症の影響か、あいさつや記者会見で話はかみ合わなかったが、はきはきとした口調。秀子さんは「ありのままの姿を見てほしかった」と出席を決めた理由を説明し、ベルトを巻いた姿に「感激した。涙が出てきた」と実感を込めた。

(時事ドットコム『袴田さん、リングへ「復帰」=ベルト腰にVサイン-ボクシング』より 2014/05/19 20:37)

袴田さんは記者会見で「権力に勝って自由になった。再審を認めてくれた」と語った。

記者会見した袴田さんは「権力に勝って自由になった」などと話したが、会話が続かない場面も目立った。入院先からの外出届には「後楽園へ帰る 袴田巌」と記載したといい、秀子さんは「拘禁症状で話がかみ合わないこともあるが、ボクシングを通じて症状が少しでも良くなればと思った」と話した。

(毎日新聞「袴田さん:チャンピオンベルト腰にファイティングポーズ」より 2014/05/19 20:34)

袴田さんの弁護団は19日、袴田さんが27日に故郷の浜松市内の病院に転院すると発表した。

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