運転したいと思ってはいけない「世界の危険な道路」

どんな道路であっても、クルマの運転は危険を伴う。運転が荒いほかのドライバーや、危険な行動をする歩行者に注意しなければならないからだ。けれども、道路それ自体がものすごく危険、という場合もある。
Doug McKinlay via Getty Images

どんな道路であっても、クルマの運転は危険を伴う。運転が荒い他のドライバーや、危険な行動をする歩行者に注意しなければならないからだ。けれども、道路それ自体がものすごく危険、という場合もある。

美しい光景のなかに存在する、おそろしい道路を紹介していこう。

1.「スキッパーズ・キャニオン・ロード」:ニュージーランド、クイーンズタウン市

この道路は、イギリスのDriving Experiences社が最近作成した「世界で最も危険な道路トップ22」にランクインした

とにかく恐ろしい道路なので、ここでのドライブは、あなたが信じるどんな神にでもお祈りをしてからにしよう。とはいえ、スリルを求める人には絶好の場所だ。自分好みのスポーツカーでここをドライブするツアーのために、38万5000ドルを超える料金を支払う人たちが実際にいるのだ。

2.死の道:ボリビア

標高3600メートルにあるボリビアの首都ラパスとコロイコを結ぶ全長70キロメートルの「ユンガスの道」は、「El Camino del Muerte(死の道)」とも呼ばれているが、それは決して誇張ではない。

道幅が3.7メートルほどしかないこの道路では、毎年200-300人の人たちが事故で亡くなっている。ガードレールはなく、落石や地滑りも頻繁に起きるほか、運転の荒い人が多いことでも知られている。つまり、われわれが決して運転してはいけない場所なのだ(文末スライドショーに、走行動画がある)。

3.「ロス・カラコレス・パス」:チリ

アンデス山脈の中を曲がりくねって進むこの道路は、本当の熟練技術を備えるドライバーや、地元の人たちためだけのものだ。チリとアルゼンチンを結ぶ道だが、標高3176メートルを登る急傾斜であり、積雪時には通行止めになる。

4.「パリ・ハイウェイ」:ハワイ、オアフ島

ハワイのオアフ島にある「パリ・ハイウェイ」で、「ヌウアヌ・パリ展望台」へ向かう区間は、ハワイの史跡になっている(カメハメハ大王がオアフ島を支配した1795年の戦いの主要戦場)。断崖の上を通り、カーブが多いうえ、車への注意が不十分な観光客も多いため、非常に危険だ。

車に邪魔をされずに、コオラウ山脈をもっと満喫したいという人は、まず車から降りよう!

5.「リング・オブ・ケリー」:アイルランド

アイルランド南西部を走る全長179キロメートルの環状道路「リング・オブ・ケリー」は、美しい森やシダの茂み、滝などのすばらしい景観で有名だ。またここは、GPSの誘導が不適切なために、間違った方向に進入してしまう観光客がいることでも有名だ。

スライドショーでは、「世界の危険な道路」をもっと紹介している。

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