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糖尿病、年間8%の患者が受診を中断 「仕事が忙しい、治療費がかかる」

2014年05月25日 22時37分 JST
RunPhoto via Getty Images

厚生労働省の研究班が5月24日、日本糖尿病学会で「糖尿病患者で治療中の患者のうち、年間8%の人が受診を中断しているという」という調査結果を発表した。治療を中断すると、自覚しないうちに病気が進行し、失明や足の切断など深刻な症状につながりかねず、最悪の場合死に至ることもある。研究班はかかりつけ医に向け、中断を防ぐマニュアルを作成した。朝日新聞デジタルなどが報じた。

大阪市で開かれた日本糖尿病学会で24日発表した。全国11地域の医師会の協力を得て2009~10年、生活習慣が原因とされる2型糖尿病患者約2200人(40~64歳)を調査。予定された受診日から2カ月の間に来院しなかった人を受診の中断として集計すると8・2%が該当した。厚労省の患者調査(11年)の受診者数にあてはめると約22万人になった。

(朝日新聞デジタル「糖尿病患者、年間8%が受診中断 失明・突然死の恐れも」より 2014/05/25 12:02)

厚労省の患者調査によれば、中断の理由には、痛みがないため治療の必要を感じない、仕事が忙しく通院が難しい、治療費の負担が重いと感じているといったケースが多いという。そういった事情を踏まえて、マニュアルでは受診時間の融通を図るなど対策をするよう呼びかけているという。

そのうえで、対策として夜間や休日に診察するなど受診時間の融通を図るほか、後発医薬品など価格の安い薬を積極的に処方するよう求めています。

また、予約した日に受診しなかった患者に対しては、電話や手紙などで連絡するよう呼びかけています。

マニュアルをまとめた国立国際医療研究センターの野田光彦部長は「医療機関はこれまで患者の受診行動に受け身な姿勢だったが、患者が治療を中断することを念頭に置いて、対応を取ることが重要だ」と話しています。

(NHKニュース「糖尿病治療の中断防げ 医師の取り組みは」より 2014/05/24 16:53)

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