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第一生命が米保険買収で最終交渉、過去最大の保険M&A

2014年06月01日 22時14分 JST
EPA時事

[東京 2日 ロイター] - 第一生命保険<8750.T>が米保険会社プロテクティブライフの買収に向け最終交渉していることが分かった。関係筋がロイターに述べた。人口減少と少子高齢化で縮小する日本市場以外の商圏を拡大し、収益源を多様化するのが狙い。

プロテクティブライフは米中堅の保険会社で、買収を繰り返し拡大してきた。直近では2013年に米保険のモニーを買収した。時価総額は約41.2億ドルのため、約2割のプレミアムを上乗せした場合、買収金額は約50億ドル(約5040億円)になり、日本の生保の海外M&Aとしては過去最大になる。

日本企業は成長を求めて海外でM&Aを積極的に行っており、生損保も例外ではない。第一生命は昨年、インドネシアの生命保険会社パニン・ライフに約40%(約330億円)出資するなど、成長市場で足掛かりを築いてきた。

このほか、MS&ADインシュランスグループ<8725.T>が2011年にインドネシア最大手の企業グループ、シナールマス・グループ傘下の生命保険会社に50%出資(約669億円)したほか、東京海上ホールディングス<8766.T>は2012年に米保険のデルファイ・ファイナンシャル・グループを約2000億円で買収しており、海外事業の伸びがグループの好業績に貢献してきている。

東京海上の14年3月期決算では、海外保険会社の当期利益がグループ全体の約6割を占めるなど、人口増と保険市場の拡大が見込める国や地域での事業拡大が、日本市場の伸び悩みを補う構図になっている。第一生命の広報担当者は、コメントを差し控えた。プロテクティブライフのインベスター・リレーションズ担当者は、ノーコメントとしている。

(浦中大我 編集:山川薫)