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4Kテレビの試験放送開始、受信機普及に遅れも

2014年06月02日 22時00分 JST | 更新 2014年06月02日 22時11分 JST
時事通信社

[東京 2日 ロイター] - 放送事業者や電機メーカーで作る「次世代放送推進フォーラム(理事長:須藤修東大教授)」は2日午後1時から、フルハイビジョンの4倍の解像度を持つ「4k」の試験放送を開始した。

米国ではソニー<6758.T>が昨年夏から4k映像のインターネット配信を開始し、韓国では4月からケーブルテレビで4k放送が開始されたが、一般家庭向けに広く4k番組を放送するのは世界初になる。昨年6月に総務省の検討会が策定した「ロードマップ」に沿った。

推進フォーラムが放送局となって、衛星(CS)放送「スカパーJSAT」で、4k番組を放送する「チャンネル4k」を開始した。基本的に毎日午後1時から7時までの6時間、NHKや民放各社が制作した音楽、スポーツ、旅行の4k番組を放送する。このほか、サッカーのワールドカップブラジル大会も合計4試合の録画放送も調整中。

総務省や推進フォーラムは、この試験放送をきっかけに4kテレビの普及を図り、2016年の4k本放送につなげたい考え。ただ、試験放送を視聴するには4k対応テレビだけでなく、専用チューナーが必要で、これら受信機の普及は遅れている。

国内では、ソニー<6758.T>、パナソニック<6752.T>、シャープ<6753.T>、東芝<6502.T> 、韓国LG電子<066570.KS> の5社が4k対応テレビを発売しているが、専用チューナーはシャープが6月26日に発売するのが第1号。他に、ソニーが専用チューナーを秋口に発売する予定だが、パナソニックや東芝の取り扱いは未定。

当面、試験放送は、パブリックビューイングやテレビメーカーの開発チェックでの利用を想定しており、一般家庭で試験放送の視聴が広がるには時間がかかる見通し。

(村井令二)