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送ったメールが届かないかもしれない草食男子向け?アプリ「sakura」

2014年06月08日 16時30分 JST | 更新 2014年06月08日 16時30分 JST
Taichiro Yoshino

手紙からメール、さらにはLINEなどのチャットアプリへ。文字で思いを伝える手段は、どんどんタイムラグやタイムロスをなくす方向で進化してきた。

そんな2014年に、あえてタイムラグやロスをつくって楽しもうというアプリ「sakura」(iPhone用のみ。無料)がリリースされた。

  • Taichiro Yoshino
    試しに自分のメールアドレスに、ある人に宛てたラブレターのつもりで書いてみた。
  • Taichiro Yoshino
    手紙を書いたら、封をして送る。48時間以内のどの時点で相手に届くか分からないし、届かないかもしれない。
  • Taichiro Yoshino
    あとは48時間、「届いた可能性」がじわじわと増えていくのを眺めるしかない。

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まったく実用的とは言えないアプリだが「草食男子向け」なのだという。

アプリを開発した「EAST OWL」の森上航平社長(24)に聞いた。

morigami

――なぜ、こんなアプリを?

中学生のときに仲の良い女の子がいたんですが、告白しようかどうか迷ったんです。友達に相談して「行けるよ」って背中押されてもできなかった。

アプリをつくる段階で、当時のことを思い出して「メールがなかった時代の、手紙を待っているドキドキ感を再現したい」と思ったんです。

――えっ??? 私、メールのない時代に海外留学してましたけど、国際電話は高いからもっぱら手紙でしたよ。着くまで1週間はかかるし、出したけど届かないなんて当たり前だったし「あの頃、メールがあればよかったのに」と思いますけど。

逆に息苦しいこともありますよ。当時はみんな携帯電話、いわゆるガラケーを持っていて、友達とはいつもメールでやりとりしてましけど、メールは反応が来ないと怖いし、僕は基本的にビビりなんで、LINEで気になる女の子に挑戦的なメッセージを送って、「既読」マークがついているのに返事が返って来ないと「ああっ、既読スルーか」とクヨクヨすることもありました。即座に返事を送らなきゃいけない「速レス」へのプレッシャーもありますし。

むしろ、僕らの頃は、手紙を送るのがしゃれてるイメージだったんです。手紙ブームというのもあって、メールでもやりとりできるのに、あえて北海道の女の子と文通してました。

――実際にはどんな人が利用しているんですか?

中高生をターゲットにつくったんですけど、意外だったのは年配の方に利用されていたこと。逆に中高生にとって、日常のコミュニケーションはほとんどがLINEなので、メールというツール自体が周回遅れで新鮮みたいですね。

――中学時代にこのアプリがあったら、好きだった相手にどんなメールを送りたかったですか?

そうですね…。「○日○時に学校の最寄り駅に来て下さい」とかかな。もし無事に届いていたら告白します。運を天に任せるというか。

告白メッセージが届くまでの画面を友達同士で見ながら、届く可能性のパーセンテージが増えているのを見て盛り上がったりできると思います。告白そのものというよりも、メールを送ってタイムラグを楽しむことが、会うことやコミュニケーションのきっかけの一つになればいいと思います。

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