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中国軍機が自衛隊機に異常接近 5月以来2度目

2014年06月13日 01時27分 JST | 更新 2014年06月13日 01時28分 JST
防衛省・自衛隊

防衛省は6月11日、東シナ海の公海上空において、同日午前11時頃から12時頃にかけて、航空自衛隊と海上自衛隊の航空機2機に対して、中国軍機が約30〜45メートルの距離まで異常接近したと発表した。現場は、日本の防空識別圏と中国が新たに設定した防空識別圏が重なる区域で、中国軍機による異常接近は5月24日以来で2回目。領空侵犯は発生しておらず、自衛隊機及び隊員への被害はなかったという。朝日新聞デジタルなどが報じた。

発表によると、異常接近したのは中国軍のSu27戦闘機。航空自衛隊のYS11EB電子測定機は午前11時ごろに約30メートルの距離まで、海上自衛隊のOP3C画像データ収集機は正午ごろに約45メートルまで、背後から追い抜くように近づかれたという。

(朝日新聞デジタル「中国軍機、自衛隊機に異常接近 30~45メートル」より 2014/06/11 21:30)

時事ドットコムによると、政府は11日、外交ルートを通じて中国に厳重抗議したほか、小野寺防衛相は、記者団に対し、「偶発的な事故につながりかねない飛行だ。決してあってはならない」と強調したという。

外務省の下川真樹太アジア大洋州局参事官は、在日中国大使館の公使参事官に電話で「大変危険な行為だ。先月も同じ事案が発生しており、極めて遺憾だ」と伝え、再発防止を求めた。公使参事官は、自衛隊機が中国の防空識別圏に入ったことが原因と主張。日本政府の抗議については「本国に報告する」と答えた。

(時事ドットコム『中国軍機接近に厳重抗議=防衛相「あってはならぬ」-政府』より 2014/06/11 19:51)

駐中国日本大使館の堀之内秀久公使は11日、中国外務省の孔鉉佑アジア局長に電話で「厳重な抗議」を伝えた。また、外務省の斎木昭隆事務次官も12日、中国の程永華(チョンヨンホワ)駐日大使を同省に呼んで厳重に抗議したという。

菅義偉官房長官は12日午前の記者会見で、中国軍機が先月に続き自衛隊機に異常接近したことについて、「許しがたい行為だ」と非難し、不測の事態を避けるため、日中の防衛当局間で連絡を取り合う「海上連絡メカニズム」の構築を急ぐ必要があるという考えを示したという。

菅官房長官は、中国軍の戦闘機による自衛隊機への異常接近について、「極めて遺憾で、許し難い行為だ。わが国周辺空域における偶発的事故の発生につながりかねない非常に危険な行為で、中国側に改めて厳重に抗議し、再発防止を強く求めている」と述べました。

そのうえで菅官房長官は、「日中の防衛当局間で海上での安全確保について話し合うことは極めて重要で、不測の事態を回避し、防止するためにも、引き続き『海上連絡メカニズム』の構築を中国側にさらに強く働きかけていきたい」と述べました。

また菅官房長官は、日本と中国の間で首脳会談が行われる見通しが立っていないことに関連して、「日本の立場は明らかで、常に対話のドアは開いている。こうした問題があればこそ、よけいに話し合う必要がある」と述べました。

(NHKニュース「外務次官 異常接近で大使に抗議」より 2014/06/12 12:29)

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