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韓国首相候補の文昌克氏「植民地支配は神の意思」発言に批判集中

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한겨레
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韓国で旅客船沈没事故の対応を巡り引責辞任した前首相の後任として、朴槿恵大統領は6月10日、大手全国紙・中央日報主筆の文昌克(ムンチャングク)氏を指名した

しかし、この候補が1910年から45年までの日本の植民地支配を巡って発言した内容がマスコミで伝えられ、大騒ぎになっている。

発端はKBSテレビが6月11日の午後9時のニュースで伝えた、以下の発言内容だった。

文氏は2011年に、自身が長老を務める教会で、以下のように講演したという。

「神はなぜ、この国を日本の植民地にしたのか、と我々は心の中で抗議することもできるだろう。さっき言った通り、神の意思があったからだ。君たちは李朝500年を空しく過ごしてきた民族だ。君たちは試練が必要だ」

「(神が)南北分断をなさった。私は今になって見ると、それも神の意思と思います。当時、我々の体質として見ると、韓国に完全な独立を与えれば、我々は共産(主義国)化するしかありませんでした」

2012年の別の講演では、以下のように述べていたという。

「日本から技術を受けて経済開発ができたのです。今、日本は我々に比べて徐々に回復してきているでしょう。そう、日本の地政学がとても、祝福の地政学に神様がなさったということです」

(ここまで、KBS「[単独] 文昌克 “日本の植民地支配は神の意志”発言が波紋」より 2014/2014/06/12 20:37)

また、インターネットニュースサイトのノーカットニュースが伝えた記事によって、さらに集中砲火を浴びることとなった。文氏は今年(2014年)3月からソウル大学で「ジャーナリズムの理解」という科目で講義しており、4月ごろ、講義で発言したとされる。

文氏の授業を聞いたソウル大学生のA氏は「文教授が、『韓国は昔と違い、先進国と肩を並べるところまで来ており、あえて日本の謝罪を受け入れるほど弱くない国になった』と言った」と明かした。

A氏はまた「当時の講義で、文教授は『我々は、慰安婦問題を十分に考慮しなくても、経済的に裕福になったのだから、これを自信を持って言える人が真の言論人だ』と強調した」と話した。

『我が国(韓国)の人々が反日感情にとらわれすぎていて、もう少し客観的な視点で国際的な雰囲気を把握できていないのではないか』という発言も出た。

(NoCutNews「[単独]『慰安婦問題、日本の謝罪は必要ない』…波紋」より 2014/06/12 06:00)

ノーカットニュースはこの発言について「最近、国際舞台で軍国主義の亡霊にとらわれた日本の態度の変化を強く要求し、積極的な謝罪と賠償を要求する現政権の立場と相反する」と批判している。

日本の植民地支配を巡る発言は、韓国では今でも公職またはそれに準じる人が「日本の支配を正当化している」と受け取られた場合、猛烈な非難の対象となる。

ケーブルテレビ局のMBNと、民間の世論調査会社「リアルメーター」が実施した緊急世論調査では、65.6%が「発言の責任を取り、首相指名を辞退すべきだ」と答えた。

韓国の首相人事は、国会での人事聴聞会を経て多数決による同意が必要。今回の発言は与野党から批判の声が相次いでおり、国会でも大きな論争となることは間違いない。一方で聴聞会の準備団は12日、「まったく事実と異なる。当該メディアの報道責任者を相手取り、虚偽事実による名誉毀損などの容疑で法的対応を取る」と宣言した

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