小保方晴子さん、若山照彦教授の見解に反論 「マウスも細胞も若山研究室から」【STAP細胞】

STAP細胞の論文不正問題で、理化学研究所の小保方晴子さんは6月18日、共著者の若山照彦・山梨大教授が「(保存していた細胞は)提供したマウスでは絶対にできない」と発表したことに対し、反論するコメントを発表した。
吉野太一郎

STAP細胞の論文不正問題で、理化学研究所の小保方晴子さんは6月18日、共著者の若山照彦・山梨大教授が「(保存していた細胞は)提供したマウスでは絶対にできない」と発表したことに対し、コメントで反論した。「マウスも細胞も、所属した(若山)研究室以外からの入手はない」と主張している。代理人の三木秀夫弁護士を通じて発表した。NHKニュースなどが報じた。

小保方リーダーは、共同研究者の若山照彦教授の側からマウスを渡され、STAP細胞を作製したはずなのにできた細胞がこのマウスのものではなかった点について「マウスに関しても細胞に関しても私には所属させていただいていた研究室以外からの入手はありません」などとしています。

(中略)

また、小保方リーダーらが使っていた研究所の冷凍庫から「ES」と書かれたラベルの貼られた容器が見つかり、中の細胞を調べたところ、STAP細胞を培養したものだとされている細胞と目印となる遺伝子の位置が一致した点については、弁護団による補足コメントとして「小保方リーダーは、ES細胞を作製したことはなく小保方研究室に保管されているES細胞は若山研究室から譲与されたものです」などとしています。コメントを発表しました。

(NHKニュース『小保方氏「研究室以外からの入手なし」』より 2014/06/18 12:24)

コメントではさらに、「再現・検証実験に参加し、人為的な間違いが絶対に起きない環境でSTAP細胞の存在を証明することで、説明責任を果たすことを切望している」と述べた

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