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メタンハイドレート、山形・島根沖でも存在が有望

2014年06月20日 00時27分 JST
明治大学

日本海の2海域で、新たにメタンハイドレートの存在が有望視される地点が見つかった。秋田・山形県沖(最上トラフ)と、島根県隠岐諸島周辺で、これまで新潟県上越沖と石川県能登半島西方沖とあわせて、日本海の広範囲に存在している可能性が高まった。政府は6月24日から掘削調査を実施する予定。6月20日、MSN産経ニュースが報じた。

経済産業省資源エネルギー庁は、4月中旬から日本海を中心とした5海域でメタンハイドレートの調査を実施。音波を使って海底の地形や地質構造を調べたところ、秋田・山形沖、上越沖、隠岐諸島周辺の3海域でメタンハイドレートの存在が有望視される地形を発見した。
 
これを受け、政府は今月24日から7月1日まで上越沖、同2日から8日まで秋田・山形沖でそれぞれ掘削調査を実施する。石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が保有する海洋資源調査船「白嶺(はくれい)」を使い、海底下100メートル程度までドリルで掘り、厚みや質などを確認して埋蔵量の把握に役立てる。
 
(MSN産経ニュース「メタンハイド、日本海広域分布の可能性高まる 秋田・山形&隠岐周辺で初確認 来週から掘削調査」より 2014/06/20 08:32)

メタンハイドレート 採掘実験

メタンハイドレートは、天然ガスの主成分であるメタンが、低温高圧下で水に溶け込みシャーベット状になったもので、氷に似ていることから「燃える氷」とも呼ばれており、天然ガス資源としても有望視されている。

埋蔵状態から主として日本海側に分布する「表層型」と、太平洋側に分布する「深層型」の2つに分類できる。表層型は海底表面や海底下数十メートルの比較的浅い場所に、塊の状態で存在する。

日本はこれまで太平洋側での調査を先行して進めており、2013年3月には、世界で初めて試掘に成功。早ければ2023年にも商業化に向けた事業を立ち上げたいとしている。

一方の日本海側は、資源量の把握が遅れている状態。政府は今回の採掘調査で、詳細を掴みたい考えだ。

メタンハイドレートの「表層型」と「深層型」の違い