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千葉の小学生、鯨の解体を見学 CNNの報道にコメント800件以上

2014年06月28日 15時48分 JST | 更新 2014年06月28日 19時17分 JST
AFP時事

千葉県南房総市和田町でツチクジラ漁が解禁され、地元の小学生らが6月26日、クジラの解体を見学した。和田町のツチクジラ漁は400年以上続いており、地元小学生の見学は1999年から続けられている。小学生らは、身長ほどの柄のついた大包丁や工具を使ってクジラがさばかれる様子を、真剣に見つめていたという。朝日新聞デジタルなどが報じた。

解体が始まった。なぎなたのような大包丁が鋭く体に切り込み、分厚い脂ごと皮をはぐ。皮をウインチで引くと、ビリビリ……と響く。「豪快」の声があがる一方、「かわいそう」という女子も。
 
内臓をかき出すと、肉の生臭さが漂う。水産庁の委託で身体計測する東京海洋大の学生が白っぽい袋のようなものを取り出した。子宮だ。「雌のおなかに子がいるかどうか、外から見ても分からない。だから雌の場合は確認します」と庄司さん。体を測り、歯を研ぐと、年齢が分かる。何年もデータをとり続け、捕り過ぎで小型化していないか判断するという。
 
(朝日新聞デジタル「千葉)クジラを学ぶ 触って食べて 小学生、解体を見学」より 2014/06/27 03:00)

2014年3月、国際司法裁判所は南極海における調査捕鯨の中止命令を下した。和田町の捕鯨は日本近海で漁を行うため禁止対象にはなっておらず、6月20日に漁が解禁されて例年通り漁が行われている。和田町で唯一、ツチクジラ漁を担う「外房捕鯨」の庄司義則社長は、「地域産業である沿岸捕鯨の現場を多くの人に知ってほしい。『いただきます』というのは命を頂きますということ。生き物が食べ物になるまでのプロセスを見ることは、命の尊さを考えることにもつながる」と話す。

一方、アメリカのCNNも27日、このニュースを取り上げた。

記事には、外房捕鯨の2014年のクジラの捕獲予定数が30頭であることや、国際社会で圧力が強まっているのに日本が北西太平洋での調査捕鯨を続けていること、また、安倍首相が9日の参院決算委員会で、「国際法や科学的根拠に基づき鯨類管理に不可欠な科学的情報を収集するための捕獲調査を実施していく」と話したことなどが書かれている。動画も掲載されており、和田町でのクジラ解体の様子や、それを見た小学生が「気持ち悪い」と話す様子も含まれていた。

28日13時現在、この記事には800件以上のコメントが寄せられている。最も注目を集めているのは、「カナダ人はアザラシを殺すし、オーストラリア人はカンガルーを殺す。日本人が鯨を殺すことばかりが強調されるよね」というコメントだ。

このコメントに対し、「私は日本人も日本文化も好きだが」としながらも、「それは、クジラは絶滅が心配されているからだ」という反論コメントや、「大西洋クロマグロも絶滅の危機に瀕している。日本人によって獲られているのはクジラがだけじゃない」「そのとおりだ、クジラは魚ではないので、何千個も卵を生むわけじゃないんだ」などのコメントも人気を集めている。

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