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天才的な発明をした少年 熱中症による乳児死亡を防止する方法とは

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EZ BABY SAVER
E-Z Baby Saver
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猛暑の気温は、悲劇的な数値となる。2013年には、アメリカで44人の子どもが車内の熱中症で亡くなった。

そんな中、テネシー州のある少年が、この痛ましい事故を防げるかもしれない方法を考えついた。Andrew Pelham君は、5学年の時にE-Z Baby Saverを発明した。シンプルだがパワフルな発明で、一家に1台、誰にでも使えるアイテムだ。E-Z Babyは明るい蛍光色のストラップで、材料は輪ゴムとガムテープ。車の運転席と内側のドアハンドルに装着することで、親が車から降りる際、いやおうなしに後部座席をチェックできるというものだ。

元ハフポストアメリカ版のコラムニスト、Lisa Belkinはこう述べている。「誤って子どもを置き去りにし、死なせてしまうことは、誰にでもありうることです。親を非難し罰したところで、次の過ちを防ぐことはできません。事故が起こりうると想定し、回避するためのシステムを築くほうが、はるかに現実的で有意義です。」E-Z Baby Saverのような発明は、まさにこのためのたいへん有効な手段といえるだろう。

ez baby saver

E-Z Baby Saverが去年の夏、Rubber Band Contest for Young Inventorsにおいてアメリカ準優勝に輝くと、Pelham君はこの発明に対するメディアの大きな注目を浴びた。「あのあと、世界中からメールが届いたよ。」彼は、ハフポストアメリカ版にメールで応えてくれた。「イスラエルで子どもが亡くなったとき、イスラエルの国営テレビで僕の話が放送されたんだ。」

何百人もの親や祖父母たちが、中学生の少年にメールを送った。彼らがE-Z Baby Saverを作っていると伝えるためだ。車内の熱中症で子どもを失ったことがある夫婦は、将来の悲劇を防ごうとしてくれた彼に感謝しているという。

Pelham君を支持する人は、意外なところからも現れた。「警察の通信指令係の人からもメールがきたよ。彼女は、1歳の子どもの事故を担当した。その日は、彼女の人生で最悪の日だったそう。だから、僕の発明で、事故の第一発見者の苦しみをなくして欲しいって。とても心に残っているメールだよ。」

andrew pelham

E-Z Baby Saverを発明して以来、もうすぐ7学年になる彼は、さらに2つの発明に取り組んでいる。1つは、耐動物カメラ。ナショナルジオグラフィックが、Engineering Exploration Challengeで取り上げている。もう1つは、折り紙雨水収集システム。被災した地域への救援として、平たくたたんで輸送できる。

「Rubber Band Contestで準優勝して、子どもでも良いアイデアは生み出せるって分かったんだ。」

まさしく、その通りである。

[(English) Translated by Gengo]

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