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アメリカ初の女性海軍大将が誕生

2014年07月03日 00時42分 JST | 更新 2014年07月04日 01時37分 JST

アメリカ海軍で、初めての女性大将が誕生した。ミシェル・ハワード中将は、女性として初めて、四つ星階級章である「大将」ならびに海軍作戦副総長となったのだ。236年のアメリカ海軍史上、初の快挙だという

ハワード大将は7月1日(米国時間)、ワシントンD.C.のアーリントン国立墓地にあるアメリカ従軍女性記念碑で行なわれた昇格の式典に臨んで短いスピーチを行ない(上の動画)、アメリカの全軍人に対して敬意を表した。その中でハワード大将は、「自ら望んで崇高な目的に貢献しようとするその意志は、本物の、無私の現れにほかなりません」と述べた。

「我が国の海軍軍人と海兵隊員たちはそれを引き継いでいます。彼らは志願兵です」と続ける。「任務1つひとつにおいて、我々の中核をなす価値を行動で表しています。その価値とは勇気、名誉、義務であり、我が国を建国した偉人たちと共通するものです」

ハワード大将は1960年生まれで54歳。1982年に米海軍兵学校を卒業し、1999年には黒人女性として初めて米海軍艦艇(USS Rushmore:LSD-47)の指揮官に就任するという経歴を持つ。

ハワード大将は最近、海軍新聞「Navy Times」の取材に対し、軍隊における女性の可能性は、自分が入隊した当時よりも大きく広がったと話している

「長年任務に就いてきましたが、いま振り返ってみると、女性兵士の戦闘任務禁止を定めていた軍律が廃止され、女性はあらゆる艦船、あらゆる航空機での任務遂行が可能となりました。数年前には、潜水艦で任務に就く機会も切りひらかれました。これは大変意義深いことです」

ハワード大将の道は平坦ではなかった。「私が任務に就くのを好まない人や、私が目指すことを邪魔する人たちもいました」。ハワード大将は、ワシントンD.C.のWJLA-TV局に対してそう述べている

2013年に発表されたある海軍報告書からは、ハワード大将の同僚の1人が、(ハワード氏の)中将へ昇格が早かったのは同氏がアフリカ系女性だからであり、「その立場にたどり着くまでに、(アフリカ系でも女性でもない人間と)同じような難関を乗り越える必要はなかったのではないか」と話していたことが明らかになった。

しかし、今年1月には「Navy Times」の取材の中で、退官したソニー・マッソ元海軍少将が、人を枠にはめ込むそういった考え方に反論している。

「ハワード氏が、女性の象徴であるとか、アフリカ系アメリカ人の象徴であるとか、そういった類だと思うかと聞かれれば、そんなことは決してない、断固としてないと私は言いたい」とマッソ氏は語っている。「その仕事ぶりと、多種多様な分野で成し遂げた業績を考えれば、彼女のもたらした途方もない経験の数々は、どんな同僚とも同等だ」

なお、アメリカ陸軍では、すでに2008年に「初の女性大将」が誕生している

[Amanda Terkel(English) 日本語版:遠藤康子、合原弘子/ガリレオ]

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