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ドイツで新たなアメリカスパイ疑惑

2014年07月09日 23時08分 JST | 更新 2014年07月09日 23時25分 JST
Reuters

ドイツ当局は、軍で米国のスパイ活動が行われていた疑いがあるとして、捜査に乗り出した。治安関係筋が明らかにした。

数日前には、ドイツ情報機関に所属する別の男が、米当局との二重スパイだったとされる疑惑も浮上しており、米独関係に緊張が走っていた。

検察当局は、9日にベルリンの容疑者関係箇所の捜索を始めたと明らかにした。身柄は拘束されていない。

ドイツは先に、連邦情報局(BND)に所属する別の男(31)を逮捕。男は、米国家安全保障局(NSA)のエドワード・スノーデン元契約職員の内部告発で明らかになった、米国の盗聴疑惑を調査していた独議会委員会の活動情報などを、米国側に漏らしたことを認めている。

米中央情報局や他の米政府機関はこの件に関してコメントを拒否している。

メルケル首相のキリスト教民主同盟(CDU)と連立を組むドイツ社会民主党(SPD)幹部のYasmin Fahimi氏は、事件に関係した米国大使館職員を直ちに辞めさせ、国内における全てのスパイ活動を停止するよう訴えた。

メルケル首相の報道官は、安全保障確保と人権の間でどのようにバランスを取るかに関して、米国との間に「大きな見解の相違」があるが、ドイツ政府当局者は、ドイツが米国の諜報活動に大きく依存していることを認識している、と述べた。

米政府当局者によると、オバマ米大統領とメルケル首相が7月3日に行った電話会談では、7月2日に逮捕されたBNDスタッフの問題は持ち上がらなかった。[ベルリン/ワシントン 9日 ロイター]