伊藤忠、タイ財閥CPグループと業務資本提携 アジアで非資源分野事業を強化

伊藤忠商事は7月24日、タイの財閥大手チャロン・ポカパン(CP)グループと業務提携契約を締結したと発表した。CPグループは伊藤忠に約1千億円を出資して約4.9%の株式を取得し、実質的な筆頭株主になる。アジアで食料や飼料など非資源分野の事業を強化する。
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伊藤忠商事は7月24日、タイの財閥大手チャロン・ポカパン(CP)グループと業務提携契約を締結したと発表した。CPグループは伊藤忠に約1千億円を出資して約4.9%の株式を取得し、実質的な筆頭株主になる。アジアで食料や飼料など非資源分野の事業を強化する。MSN産経ニュースなどが伝えた。

伊藤忠はCPのグループ企業の株式25%を870億円で取得する。伊藤忠はCPと協力し、約2年で146億円のアジア関連の投資や融資を実行する方針だ。

CPグループはタイや中国を中心に事業を展開する、アジア有数のコングロマリット(複合企業体)。情報通信や流通から、金融、医薬品まで幅広いグループ企業を持つ。伊藤忠とCPは昨年11月、提携に向けた協議を開始していた。

(MSN産経ニュース「伊藤忠、タイ財閥大手の筆頭株主に アジア事業強化へ資本・業務提携」より 2014/07/24 17:51)

伊藤忠商事はこれまでも食品や飼料などのビジネスに力を入れてきたが、今回、アジアで広く事業を展開するこのグループと手を組むことで、農業や水産などの幅広い分野でアジアビジネスを強化する方針という。

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