Google、女性の活躍をサポートする「Work Smart」開始 テクノロジーの導入、54%の企業で進まず

Googleは7月30日、日本の女性のための新しい働きかた「Work Smart」を提案すると発表した。公式サイトを公開し、結婚や出産、介護などを経ても、女性が働き続けられるような生きかたや、職場の環境について先進企業などの事例などのデータやインタビューを紹介している。
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Googleは7月30日、日本の女性のための新しい働きかた「Work Smart」を提案すると発表した公式サイトを公開し、結婚や出産、介護などを経ても、女性が働き続けられるような生きかたや、職場の環境について先進企業の事例などのデータやインタビューを紹介している。

公式サイトでは、見やすいグラフを用いて、日本における男女格差の現状や、女性の退職理由を紹介。世界経済フォーラムが発表した男女格差指数において、日本が135カ国中105位であること(下図)や、出産の際に女性の3分の2が仕事を辞めることのほか、復職のハードルがあることを挙げている。

また、Googleが25〜49歳の女性を対象に独自に行ったアンケートによると、離職を予定している女性に聞いた「働き続けることが難しい理由」は、通勤時間がかかることや勤務エリアが限られることなど、「時間」や「場所」に関する制限が大きな理由だったという。

一方、「時間」と「場所」の制限を緩和するテクノロジーが企業で導入されていないことも明らかになった。54.2%の企業が、「ファイル共有」や「社外からのメール受信」といったテクノロジーを、ひとつも導入してないという。

Googleは、テクノロジーの導入により「時間や場所にとらわれずに自分のペースで働ければ、女性はもっと輝ける」として、資料をチームで共有することや、子供の送迎予定を職場で共有することを提案。週に2日は定時で帰り限られた時間で生産性を上げるといったワークライフバランスの視点からの提案もしている。

新しい働きかたに関するアイデアを、一般からも募集するという。Google+ のほか、TwitterやFacebook で、ハッシュタグ「#myworksmart」をつけて投稿すれば参加できる。

このGoogleの取り組みを受けて、Twitterでも「わかりやすい」「外でも仕事ができるように」といった働きかたに関する声が寄せられている。

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