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ポル・ポト派元最高幹部の2人に終身刑 カンボジア特別法廷

2014年08月07日 20時54分 JST | 更新 2014年08月07日 21時01分 JST
時事通信社

1970年代後半のカンボジア旧ポル・ポト政権による大量虐殺を裁く特別法廷は8月7日、故ポル・ポト元首相に次ぐナンバー2だったヌオン・チア元人民代表議会議長(88)とキュー・サムファン元国家幹部会議長(83)に、それぞれ求刑通り最高刑の終身刑を言い渡した。時事ドットコムなどが報じた。

両被告が殺人や政治迫害などの非人道的行為に関与したとして、人道に対する罪を認定、両被告に検察側の求刑通り最高刑の終身刑を言い渡した。

ポル・ポト政権下では強制労働や飢餓などで200万人にも上る死者が出たといわれる。特別法廷にこれまでに起訴されたうち、トゥールスレン政治犯収容所のカン・ケ・イウ元所長に対する終身刑判決が確定しているが、ポト派の元最高幹部に判決が出されるのは初めて。

(時事ドットコム「ポト派元最高幹部に終身刑=人道に対する罪認定-カンボジア特別法廷」より 2014/08/07 18:16)

特別法廷は2審制で、両被告の弁護団は判決を不服として控訴する意向を表明した。

今回、罪に問われたのは、ポル・ポト派が政権を握った1975年以降、極端な共産主義に基づいて150万~260万人の都市住民を農村へ強制移住させ、食糧難や強制労働、殺害などに追い込んだ行為や、多数の反対派兵士を処刑した行為。特別法廷はほぼすべてを有罪と認定した

裁判は現在、審理を迅速に進めるために、起訴された内容ごとに分割して、それぞれ判決を出す形式をとっている。

ポル・ポト元首相は1998年に死亡したが、当時の政権の罪を問うため、国連とカンボジア政府は2006年、合同で特別法廷を設置した。日本は、法廷の運営費などを拠出する最大の支援国となっている。

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