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笹井芳樹氏、遺書で「小保方さんのせいではない」【STAP細胞問題】

2014年08月07日 20時43分 JST | 更新 2014年08月07日 20時43分 JST
TORU YAMANAKA via Getty Images
Yoshiki Sasai, supervisor of 30-year-old scientist Haruko Obokata of Riken Institute, answers questions during a press conference in Tokyo on April 16, 2014. Obokata was feted as a modern-day Marie Curie after unveiling research that showed a simple way to re-programme adult cells to become a kind of stem cell, a breakthrough that could provide a ready supply of the base material for transplant tissue. But Riken has since distanced itself from the study, which was published in the British journal Nature, after it came to light that some of Obokata's data was faulty. AFP PHOTO/Toru YAMANAKA (Photo credit should read TORU YAMANAKA/AFP/Getty Images)

8月5日に自殺した、STAP細胞論文の著者で理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹・副センター長が残した遺書の中に、論文筆頭著者の小保方晴子氏をかばう内容があった。毎日新聞が報じた。

カバンの中の遺書はパソコンで作成され、封筒に入っていた。小保方氏宛ては1枚。「限界を超えた。精神的に疲れました」と断ったうえで「小保方さんをおいてすべてを投げ出すことを許してください」と謝罪する言葉で始まっていた。

更に、小保方氏と共にSTAP細胞の研究に費やした期間を振り返り「こんな形になって本当に残念。小保方さんのせいではない」と小保方氏をかばう言葉がつづられていた。末尾には「絶対にSTAP細胞を再現してください」と検証実験への期待を込め、「実験を成功させ、新しい人生を歩んでください」と小保方氏を激励する言葉で締めくくられていた。

(毎日新聞「理研・笹井氏自殺:STAP再現、期待記す 遺書に」より 2014/08/06)

理研では笹井氏の自殺を受け、声明を発表。笹井氏の死を防げなかったことは「痛恨の極み」と表現している。

再生医学分野を世界的に先導してきた笹井芳樹 発生・再生科学総合研究センター副センター長の早すぎる死を防げなかったことは、痛恨の極みです。笹井副センター長に謹んで哀悼の意を表すとともに、ご家族に心からお悔やみ申し上げます。

今、大切なことは、この不幸がこれ以上周辺の関係者に影響を与えないことであると認識しております。波紋が社会的に大きく広がる中で、関係者の精神的負担に伴う不測の事態の惹起を防がねばなりません。

3月以降、STAP論文の著者たちが、多方面から様々な批判にさらされ、甚だしい心労が重なったことを懸念し、メンタルケアなどに留意していたところですが、今回の事態に至ってしまったことは残念でなりません。

(理化学研究所「STAP細胞問題にご関心を寄せられる方々へ」より 2014/08/07)

理化学研究所・笹井芳樹氏 会見 画像集 2014/04/16

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