不登校の小中学生は12万人 6年ぶりに増加 中学生はクラスに1人の割合

文部科学省が8月7日に発表した学校基本調査で、2013年度に年間30日以上欠席した不登校の小中学生は計11万9617人で、前年度より約7000人増加したことがわかった。同調査で不登校の小中学生がが増加したのは6年ぶりだ。
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文部科学省が8月7日に発表した学校基本調査で、2013年度に年間30日以上欠席した不登校の小中学生は計11万9617人で、前年度より約7000人増加したことがわかった。同調査で不登校の小中学生がが増加したのは6年ぶりだ。

不登校の小学生は2万4175人で前年度よりも2932人増加。全児童に占める不登校の割合も、0.36%で、同0.05ポイント増え過去最高水準となった。不登校の中学生は9万5181人で前年度比3932人増加。全体に占める割合は2.69%で同0.12ポイント増え、37人に1人が不登校という計算になる。小中学生を合わせると不登校の割合は1.17%(中等教育学校を含む)だった。

毎日新聞によると、2006年度に不登校だった中学3年生を対象に行った追跡調査では、不登校後の進路状況に改善がみられたという。

不登校を巡っては、06年度に不登校だった中学3年生の5年後の追跡調査の結果、前回調査(93年度に不登校だった中3生対象)に比べ、高校進学率が20ポイント増の85%、高校中退率は24ポイント減の14%になるなど不登校後の進路状況に改善がみられた。文科省は、不登校生を対象にした高校の整備など「受け皿」の多様化が進んだ結果と分析していた。

(毎日新聞「学校基本調査:不登校小中6年ぶり増 前年度比7000人」より2014/08/08 14:22)

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