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「るろうに剣心」コミック実写化で異例の再ヒット 佐藤健の作品に対する思いとは

2014年08月09日 14時49分 JST
EPA時事

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佐藤健の熱い想いから?コミック実写化で異例の『るろ剣』再ヒット

2012年に公開され、興行収入30億円の大ヒットを記録した『るろうに剣心』。その続編となる2部作の前編『るろうに剣心 京都大火編』が公開され、今作でも映画興行ランキング1位(公開週末の興行収入5億9223万円)を獲得する好スタートをきった。原作ファンから辛辣な声があがることも少なくないコミックの実写映画化作品のなかで、異例の高評価を受け、ヒットを続ける同作。そこには主演の佐藤健の熱い想いがあるようだ。演じる緋村剣心というキャラクターへの想い、好きになった理由を語ってくれた。

原作のなかで剣心が、出会った人々、敵でさえもその人にかける言葉がすごく泣けるんです。人としてすごく正しいことを言っていると思う。今回、原作の大好きなセリフを自分の口で言えたことはうれしかったし、前作以上に剣心の魅力を見せられたんじゃないかと思います。現場でも、今回はずいぶん大友啓史監督に「このシーンではこのセリフじゃなくて、こう言いたい」という意見を出していき、ほぼ取り入れてもらえました。腕が立って闘うと強い、剣心のカッコいいところは当然ありながらも、人として優しくて強い人なんだということがよりわかると思います。

過去を捨て去ることはできないという剣心の考え方を、僕は正しいと思っています。演じながら、剣心の葛藤についてとても共感できました。10年も20年も昔のことなんて、もういいじゃん、1回リセットして、前を向いてこれからのことを考えようよ! って考え方も素敵だと思うんですけど、やっぱり僕は、過去をなかったことにはできないし、過去も現在も未来も、全部平等だと思っていて。

要は、過去を大事にできない人は今も大切にはできないと思うんです。流浪人となってからも、(幕末最強の人斬り)抜刀斎としての罪のつぐない方をずっと探して生きていく。そんな人だからこそ、ここまで好きになれたんだと思う。不器用で、だけどすごく正しくて、剣心のそういうところが好きなんですよね。過去に受けた深い傷を背負って、その傷とともに生きていこうとするのは、剣心も、宗次郎も、また志々雄真実も同じで……。哀しい男たちのそれぞれの生き様を、まっさらな気持ちで観てほしいです。

剣心役は僕しかいないと言ってくださる人もいて、すごくうれしいけど……自分ではピンとこないんですけどね(笑)。とにかく剣心という大好きな役を、最高の環境で、最高のスタッフと一緒に作れたことは、ものすごく大きな財産だし、幸せなことだと思っています。

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