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【エボラ出血熱】ナイジェリアで新たに感染した4人に同じアメリカ人との接触歴

2014年08月12日 01時33分 JST
PIUS UTOMI EKPEI via Getty Images
A man reads a newspaper featuring a front page story on the death of Liberian diplomat Patrick Sawyer (pictured with his wife Decontee) who died of the Ebloa virus in Lagos on July 30, 2014. Nigeria is on alert against the possible spread of Ebola after the first confirmed death from the virus in Lagos, Africa's biggest city and the country's financial capital. The victim, who worked for the Liberian government, collapsed at Lagos international airport after arriving on a flight from Monrovia via the Togolese capital Lome, according to the Nigerian government. Doctors Without Borders (MSF) warned that the crisis gripping Guinea, Liberia and Sierra Leone would only get worse and could not rule out it spreading to other countries. AFP PHOTO/PIUS UTOMI EKPEI (Photo credit should read PIUS UTOMI EKPEI/AFP/Getty Images)

ワシントン・ポストの報道によると、ナイジェリアで現地時間8月8日、新たに4件のエボラ出血熱の疑いがある患者が報告されたが、その全員に、7月25日に死亡したリベリア系アメリカ人のパトリック・ソーヤー氏との接触歴があったという。

リベリアの政府機関で働いていたソーヤー氏は、7月20日にリベリアからナイジェリアのラゴスに空路で到着したが、飛行機を降りた直後に激しい嘔吐や下痢の症状が生じた。同氏は隔離して治療されたが7月25日に死亡し、同国保健相は「エボラ出血熱の感染が確認された」と発表した

ソーヤー氏の手当をしたナイジェリア人看護師も感染し、8月6日に死亡が報告されていた。

世界保健機構(WHO)のグレゴリー・ハートル報道官は、ワシントン・ポストに対し、「新たな患者の4名は、全員がパトリック・ソーヤー氏との接触者」であり、清掃係や医療従事者が含まれると語った。

WHOによる8月8日付けの報告では、現在ナイジェリアでエボラ出血熱の「強い疑い」または「疑い」のある症例(検査確認はされていないことを意味する)は、この4件を含めて13件となった。

また、8日にはナイジェリアのジョナサン大統領が、エボラ出血熱の流行に対処するための国家非常事態を宣言した

大統領報道官がロイターに語ったところによると、大統領は1170万ドル相当の緊急予算も承認した。これは「ウイルスを封じ込めるための手段の強化、たとえば隔離施設の増設、患者管理、接触者追跡、追加の人員、国境でのスクリーニング、必要な用品や資材の調達など」に使用されるという。

この致死率の高い感染症の症例と死者は、ナイジェリア、シエラレオネ、ギニア、リベリアの4カ国で報告されており、2014年2月以来の流行で、これまでに1000人近く(8月6日現在のWHO統計では961人)が死亡した。WHOは、現在の西アフリカでのエボラ出血熱の流行は、「国際的な公衆衛生上の非常事態」であると宣言している(日本語版記事)。

[Amanda L. Chan(English) 日本語版:水書健司/ガリレオ]

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