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「全国戦没者追悼式」 安倍首相の式辞全文

2014年08月16日 01時38分 JST | 更新 2014年08月16日 01時38分 JST
時事通信社

69回目の終戦記念日となる8月15日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開かれた。天皇、皇后両陛下と安倍晋三首相、遺族ら約6000人が参列、日中戦争と第二次大戦で犠牲になった約310万人の冥福を祈り、平和への誓いを新たにした。

安倍首相の式辞は、次の通り。

天皇皇后両陛下の御臨席を仰ぎ、戦没者の御遺族、各界代表、多数の御列席を得て、全国戦没者追悼式を、ここに挙行致します。 

祖国を思い、家族を案じつつ、戦場に倒れられた御霊、戦禍に遭われ、あるいは戦後、遠い異郷に亡くなられた御霊、いまその御前にあって、御霊安かれと、心より、お祈り申し上げます。 

戦没者の皆様の、貴い犠牲の上に、いま、私たちが享受する平和と、繁栄があります。そのことを、片時たりとも忘れません。

いまだ、ふるさとへの帰還を果たされていないご遺骨のことも、決して忘れません。過日、パプアニューギニアにて、ジャングルで命を落とされ、海原に散った12万を超える方々を想い、手を合わせてまいりました。

いまは、来し方を想い、しばし瞑目し、静かに頭を垂れたいと思います。

日本の野山を、蝉しぐれが包んでいます。69年前もそうだったのでしょう。歳月がいかに流れても、私たちには、変えてはならない道があります。 

今日は、その、平和への誓いを新たにする日です。 

私たちは、歴史に謙虚に向き合い、その教訓を深く胸に刻みながら、今を生きる世代、そして、明日を生きる世代のために、国の未来を切り拓いてまいります。世界の恒久平和に、能うる限り貢献し、万人が、心豊かに暮らせる世の中の実現に、全力を尽くしてまいります。

終わりにいま一度、戦没者の御霊に永久(とわ)の安らぎと、ご遺族の皆様には、ご多幸を、心よりお祈りし、式辞と致します。

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