「フェラーリ 250GTO ベルリネッタ」、史上最高額で落札

1962年製の希少なスポーツカー「フェラーリ 250GTOベルリネッタ」がオークションにかけられ、史上最高額の約3800万ドル(約39億円)で落札された。
Bonhams

1962年製の希少なスポーツカー「フェラーリ 250GTOベルリネッタ」が8月14日、アメリカ・カリフォルニア州でオークションにかけられ、史上最高額の約3800万ドル(約39億円)で落札された。2013年7月にイギリスで落札された、1954年製の「メルセデス·ベンツ W196」の落札額(3000万ドル:当時約30億円)を上回った。

フェラーリ250GTO リベレッタ

フェラーリ 250GTO リベレッタ 画像集

オークションを主催するボナムス社によると、落札された赤いフェラーリは、1962〜63年にかけてハンドメイドでわずか35台が生産された「フェラーリ 250GTO」のなかの一つ。車体番号は「3851GT」で、1962年9月11に完成した19台目のモデルだ。

最初のオーナーであるフランス人レーサーのジョー・シュレッサー氏は、納車後すぐの1962年9月15日から開かれたツール・ド・フランス(自動車)に同車で出場し、2位に入賞した。

このツール・ド・フランスでシュレッサー氏と一緒にドライバーを務めた1948年冬季オリンピックのスキー金メダリスト、アンリ・オレイエ氏は、同年10月、モンレリー・サーキットで行われたレースに同車で出場。しかし、レース中に事故を起こし、後に死亡、車も大破した。

フェラーリによって組み直された3851Gは、別のドライバーによる所有を経て、1965年にイタリアの豪農が購入。今回売却されるまで49年間にわたり、1人の人物によって所有される期間が最も長い車となった。

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