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エボラ感染で未承認薬を投与された医師「あらゆる面で回復」と声明

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EBOLA VIRUS
Dr. Kent Brantly with his wife, Amber. | Samaritan's Purse
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西アフリカでエボラ出血熱に感染し、未承認薬を投与されたアメリカ人のケント・ブラントリー医師が8月15日、「私はあらゆる面で回復している」との声明を発表した。「退院まではまだいくつかのハードルを乗り越えなければいけない」としながらも、「近々家族に再会できることを期待している」とコメントしている。

ブラントリー医師は2013年10月、妻と子ども2人を連れてリベリアに赴任しエボラ出血熱の患者の救護にあたっていたが、7月23日にエボラ熱の症状を発症し、感染。アメリカ・カリフォルニア州の製薬会社が開発する「ZMapp(ジーマップ)」という治験薬が投与されていた。

ZMappはサルへの投与実験は行われたが、人に対する臨床試験は
行われていないNHKは海外の複数の報道として、サルの43%が回復したデータがあると伝えているが、帰国2日後にZMappを投与されたスペイン人司祭が、投与から約2日後に死亡していることもあわせて報じている。

感染者が増加していることを受け、WHOは8月12日、未承認薬の利用を認める見解を表明。しかし、ZMappは世界的に数が限られており、どのような患者にどのような順番で投与するのかという議論も生じている。

未承認薬についてはZMappの他にも、カナダのニューリンク・ジェネティクスや、イギリスのグラクソ・スミスクラインなどが、ワクチンの治験開始を待っている状態が続いている。

WHOは15日、エボラ出血熱による死者数が1145人に達したと発表した。感染が確認、もしくは感染の疑いのあるとされる患者数は2117人に増加している。エボラ熱の専門家によると、患者の死亡の大半は、発症から8〜10日目に起こっているという。ウイルスは2〜3週間は患者の体内にとどまる可能性もあり、完全に回復するには数週間が必要になるという。

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