スティーブ・バルマー氏、マイクロソフトの取締役も退任

マイクロソフトの前最高経営責任者(CEO)スティーブ・バルマー氏が同社の取締役を退任した。当面はプロバスケットボールのロサンゼルス・クリッパーズでの新たな業務に注力したい考え。
Reuters

米マイクロソフト

バルマー氏は米プロバスケットボールのロサンゼルス・クリッパーズのオーナーに就任したばかりで、当面はクリッパーズでの新たな業務に注力したい考え。

バルマー氏は書簡で、クリッパーズで責務をこなすと同時に教鞭を取ることは多くの時間を要すると説明。秋以降、多忙になることが見込まれるため、即時退任すると述べた。

バルマー氏は1980年、マイクロソフトがシアトル郊外の新興企業だった時代に入社。2000年からこの2月まで同社のCEOを務めた。

FBRキャピタル・マーケッツのアナリスト、ダニエル・アイビス氏はバルマー氏の取締役退任について、社内でバルマー氏が「幅を利かせる」ような状況が回避できる、と指摘。「彼の取締役退任は前向きな動きで、マイクロソフトは白紙から始めることになる」と述べた。

バルマー氏は書簡で、マイクロソフトでの保有株を「予見可能な将来にわたって」維持することを明らかにしている。[シアトル 19日 ロイター]

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