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名刺に書けるIP電話――050 plusが充実させるコミュニケーションとは?

スマートデバイスの普及により、いつでもどこでも仕事をこなせるようになった。しかし、プライベートにビジネスを持ち込むことは避けたいと考える読者は多いのではないだろうか?

■ビジネスとプライベートを切り分ける切り札――2つ目の電話番号

スマートデバイスの普及により、いつでもどこでも仕事をこなせるようになった。しかし、プライベートにビジネスを持ち込むことは避けたいと考える読者は多いのではないだろうか?

ハフィントンポスト日本版の前編集長・松浦茂樹はそれを切り分けるため、ある方法を取っている。

それは2つの電話番号を使い分けるという方法だ。

「仕事柄、電話は多いです。でもオフと決めている日にビジネスの電話は受けたくありません。そこで、電話番号を使い分けることにしたんです。」(松浦)

しかし、2つの電話番号のために2台のスマホを持ち、回線もそれぞれ契約していては、毎月維持費がかさんでしまうのではないだろうか?

「2台目のスマホは、データ通信専用の格安のSIMカードを入れた、SIMフリー端末にしているんです。2台持ちにこだわったのは、ITと関連のあるメディアで個人用のiPhone以外にAndroidスマートフォンも使ってみたいと思ったからなんですが、それでもケータイ番号1つで電話するより安くなるんですよ」

■格安SIMとMVNO

格安SIMとは、ユーザーの利用状況により、月額1000円未満からのパッケージ(コース)を自由に選べるSIMカードのことだ。ユーザーが自前でSIMフリーの端末を用意するか、端末とセットで購入して利用する。

ほとんどの場合MVNO(仮想移動体サービス事業者)から提供されている。MVNOが利用料を安く抑えられるのは、自前の通信インフラを持たず、既存の通信キャリアから借り受けているからだ。

MVNOを上手く活用する松浦。しかし、データ通信専用の格安SIMカード入り端末は通常そのままでは通話もできないし発着信できる電話番号も持てない。いったいどんな裏技を使っているのだろうか?

■スマホで使えるIP電話――050 plus

NTTコミュニケーションズ サービス企画を担当する小松崇担当課長と津田勇気氏がその疑問に答えてくれた。

「松浦さんが2台目のスマートフォンに入れてビジネス用に使っているのは、我々が提供している050 plusというサービスです。これは、インターネット回線を用いた『IP電話』と呼ばれるサービスです。通話料が安く設定されているのが特徴ですね。050 plusは、月額基本料300円で固定電話へは3分8円(税別。以降料金は全て税別)、携帯へは1分16円なので毎日3分かけたとしても、月にそれぞれ240円と1,440円とリーズナブルになっています(1カ月30日計算)」(小松氏)

松浦のスマホ利用状況。ビジネス用の2台目は格安SIMカード入り端末にし、050 plusサービスを利用している

最近注目を浴びていたLINE電話もIP電話の仕組みを使ったサービスだ。そのほかにも同様のサービスは数多く登場している。にもかかわらず、なぜ050 plusが注目され、松浦も選んだのだろうか。

「実は、スマホで利用できるIP電話サービスの中には、かけた相手に自分の番号が表示されないものもあり、受け取ってもらえない可能性があります。着信番号が分からなければ、折り返しの電話もかけられません。これはビジネスユースでは致命的ですよね。それに対し050 plusでは、その名の通り、『050』で始まる番号を提供しているんです。だから番号の使い分けもできるんです」(小松氏)

■番号が非通知にされてしまう理由

普段使っているケータイ番号をIP電話の番号として使っている場合、発信者番号の偽装を防ぐため、番号を非通知で扱う携帯電話事業者もある。これは、電気通信事業者協会(TCA)が定めた「発信者番号偽装表示対策ガイドライン」に基づくものだ。

「さらに独自の音声データ圧縮技術を用いているため、回線が混雑しているときでも音声を可能な限りお届けできるようになりましたし、雑音やエコーも制御しているため通話品質もかなり良くなっているんですよ。以前に比べて高速で大量のデータ通信のできる環境が整ってきた恩恵も受けていますが」(津田氏)

050 plusのおかげで、ようやく電話番号の使い分け、引いてはスマホの使い分けができるようになったと松浦は言う。

「以前はSkypeのアカウントを名刺に書いていました。でもそれだとかけてくる人が誰もいなくて……結局、プライベートなiPhoneにかかってきちゃうんですよね。でも、今では050 plusから電話番号が提供されているので、050で始まる番号を名刺に書いています。普段は050で始まる番号はAndroidスマートフォンで受けるようにしているんですよ」

名刺に書けるIP電話――それがNTTコミュニケーションズが提供する050 plusがほかのIP電話サービスとは大きく異なる強みであるといえそうだ。

そのほかにも、松浦には050 plusをビジネス用の番号として使っている大きな理由があるという。それは充実した「留守番電話機能」だ。

「050 plusの場合、そのアプリを終了させておくと着信できません。これを逆手に取って『今日はオフ!』と決めている場合、割り切れるというわけです。しかし僕がそう決めていても緊急の用件というのは出てくるものです。そういうときに便利なのが050 plusの留守番電話機能です。050 plusでは、留守番電話センターに残されたメッセージを音声ファイルとしてメールに添付して送ってくれるんです。いちいち留守番電話センターに電話しなくて良いのは非常に便利です。電話には出たくなくても、メールはチェックしていますからね(笑)」(松浦)

留守番電話設定で「利用する」を選択すれば、留守番電話センターで預かった音声メッセージをメールに添付して送信してくれる。なお、メッセージは1件あたり90秒、20件まで残せる。残したメッセージは録音から168時間経過後、自動的に削除される。また、音声メッセージの添付されたメールを受け取る際かかるパケット通信料はユーザーが負担する。

「ちなみに、留守番電話機能は、050 plusの月額基本料300円の中に含まれているんですよ」(小松氏)

通常の携帯電話では留守番電話サービスを追加料金の必要なオプションにしていることがあり、留守番電話センターに残されたメッセージを聞くために通話料が発生することもある。通話料だけでなく、これもお得なポイントだといえよう。

■電話でのコミュニケーションをすべての人に

NTTコミュニケーションズでは、携帯電話が普及する前から、家庭用の固定電話向けにIP電話を提供していた。OCNドットフォンだ。月額料金は300円、固定電話への通話は3分8円、携帯へは1分16円だ。

前述の小松氏の説明を振り返ってほしい。スマホで利用できる050 plusも全く同じ料金体系だということに気づいてもらえるはずだ。

通常であれば、スマホ向けには割高に設定されることが多い。こういったサービスの料金体系だが、いわゆる“価格据え置き”で提供できるのはなぜだろうか。

「もちろん、社内でかなり検討を重ねました。でも、わたしたちは『コミュニケーション』という言葉を社名に冠しているわけですから、できるだけ皆さんのコミュニケーションのお役に立ちたい。つまり、固定電話と同じバリューで提供したい。そういう思いでこのような価格に設定することにしました」(小松氏)

「開発を始めた2008年はiPhone 3Gの日本での販売が決まったというタイミングでもありました。『これからはモバイルだ』という時に、自宅の固定電話によるIP電話より割高ではご利用いただけないのではと思いました。当時のモバイル回線は3Gという、今より遅いものだったので、品質の担保が大変でしたが、今では満足いただけるレベルまで向上できたという自負があります。」(小松氏)

それでもまだまだ改善したい点は多いと両氏は話す。

「1つには、Androidスマートフォンの課題があります。iPhoneと違い多種多様なため、できるだけ多くの機種でお使いいただけるよう、チューニングを行っています」(小松氏)

「また、通話品質についても、まだまだできることがあると考えています。専門的な話になってしまいますが、リアルタイムコミュニケーションを成立させるために、どういう間隔で圧縮した音声データを届けるか、といったテーマに取り組んでいます」(津田氏)

「以前は050 plusあてに電話をかけると――これまでは総務省のガイドラインに従って、『050 plusへお繋ぎします』というガイダンスが流れていました。でも、それだと一般のお客さまにとっては『留守電センターにつながっちゃったのかしら』と勘違いされたり、外国の人にとっては、いきなり日本語のガイダンスが流れてきて混乱したりしてしまいます。そこで弊社では業界団体にそうした声をお届けする運動をしてきた結果、2014年3月から音声ガイダンスをなくし、呼び出し音の前に050 plusにかけていることが分かるよう「プップッ」という識別音を流すよう変更できました。このように通信の世界には、技術や法的な制約が多いため、実現の難しいことも多いのですが、品質や機能を改善してご提供できるよう、さまざまな項目について検討・努力しているところです」(小松氏)

「それから、NTTコミュニケーションズではMVNOとして「OCNモバイルONE」というサービスを提供中です。こういったSIMカードと端末もセットにすることで、皆さんに気軽にご利用いただける商品になっていますし、050 plusセット割キャンペーンも実施していますので、より手軽にお使いいただけると思います」(津田氏)

■050 plusで生活とコミュニケーションに“プラス”を

このような努力を重ねつつ割安な通話料でサービスを提供することは、人間としての基本的な欲求である“他者と言葉を交したい”というニーズに応えられるフレキシブルなコミュニケーションをも提供し、単なる通話以上の価値を生活に“プラス”してきた。

「携帯電話の通話料金は割高だと感じる人が増え、簡単な用件は“メールで”ということが多いはずです。しかし050 plusではユーザー同士は無料で通話できますし、通話料もおトクになりますので、必要な時に気軽に電話をかけられるようになったはずです。通話後、アプリに『今回の通話で○○円お得になりました』と表示されますから、お得感を実感いただけます」(小松氏)

注)キャリアのプランや無料通話、アプリ同士の無料通話等と比較すると、お得にならない場合もある。

終話すると通話ごとにいくらお得になったかだけではなく、累積お得金額も表示する。なお、おトク額は目安であり、実際の請求金額と一致しない場合がある

「あまり自慢できたことではないんですけど、これまでスマホからお店に予約電話を入れる際など通話料が気になってしまい、できるだけ短めに済ませていました。でも、050 plusなら、固定電話への通話料が3分8円。丁寧に用件を伝えられるようになりましたね(笑)」(津田氏)

050 plusならユーザー同士だけではなく、前述した固定電話向けサービスOCNドットフォンとの通話も無料になる。例えば、家庭の固定電話でOCNドットフォンを追加し、家族のスマホにも050 plusを追加しておけば、外出先の家族とのコミュニケーションもスムーズになり、かつ頻度も上がることだろう。しかも、今ならOCNドットフォンユーザー向けにキャンペーンも始まっている。松浦のような利用シーンだけでなく、ホームユースにもおすすめできる。

050 plusは、あなたの生活とコミュニケーションに「プラス」の価値を提供するサービスなのだ。

■関連リンク

050 plusの詳しい説明はこちら

(取材:まつもとあつし 執筆:渡辺まりか 撮影:太田隆生)

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