【エボラ出血熱】WHO関係者が初感染、シエラレオネから職員が一時退避

世界保健機関(WHO)は26日、シエラレオネの検査施設に派遣していた職員がエボラ出血熱に感染したことを受け、同施設を閉鎖し職員らを一時退避させたことを明らかにした。
ロイター

世界保健機関(WHO)は26日、シエラレオネの検査施設に派遣していた職員がエボラ出血熱に感染したことを受け、同施設を閉鎖し職員らを一時退避させたことを明らかにした。

閉鎖したのは、シエラレオネにある2つのエボラ熱検査施設のうち東部カイラフンの施設で、セネガル人疫学者の感染が確認された。WHO関係者の感染が分かったのは初めてのケースとなった。

WHOの広報担当者、クリスティー・フェイグ氏は「施設に残っている職員の安全のための一時的な措置」と説明。施設の再開時期は明らかにしなかった。

感染したセネガル人疫学者は、東部ケネマの公立病院で治療を受けている。

エボラ熱については3月以来2615人の感染が確認され、少なくとも1427人が死亡した。WHOは感染拡大を食い止めるため、提携機関からのスタッフも合わせて約400人を西アフリカへ派遣している。[フリータウン/キンシャサ 26日 ロイター]

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