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「丸山電気石」早大と東工大が発見した新しい鉱物とは

2014年08月26日 20時33分 JST | 更新 2014年08月26日 20時33分 JST

早稲田大学(早大)と東京工業大学(東工大)は8月25日、共同プロジェクトで発見した新しい鉱物が、「学名:マルヤマアイト(maruyamaite、日本語名:丸山電気石)」として国際鉱物学会連合に承認されたと発表した。丸山電気石はカザフスタン北部のコクチェタフで採取され、約5億年前に形成されたとみられる。ごく小さなダイヤモンドを含んでいるのが特徴で、リーダーの丸山茂徳東工大教授にちなんで命名された。

電気石(でんきせき)は結晶を熱すると電気を帯びる。別名「トルマリン」とも呼ばれ美しいものは宝石にもなるが、照明によって暖められ帯電するとホコリを集めてしまうので、宝石店のショーケースのなかで最初にホコリを被る宝石ともいわれる。

ダイヤモンドは地殻内部(地表から約120km以深)で、約4GPa(ギガパスカル)以上の高圧力によって形成される。一方、電気石の形成に必要なホウ素は、地球表層に濃集される物質であることから、丸山電気石の発見で、地球内部の物質の様子や、地球表層から深部への物質循環の解明に向けて重要な手がかりとなるという。

maruyamaite 丸山電気石
(A)丸山電気石の顕微鏡写真。茶色の電気石のうち、赤色破線で囲まれた部分が丸山電気石。
(B)電気石(写真Aと同じ粒子)のカリウム元素マッピング結果。暖色系の部分ほどカリウムが多く含まれる。
(C)丸山電気石に含まれるダイヤモンドの顕微鏡写真。ダイヤモンドは10µm程度と非常に細粒であり、岩石の専門家でも見つけるのは至難の業で、研究には根気と経験を必要とする。

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